内容紹介（「BOOK」データベースより）

３２才、厄年の由美は広告代理店に勤めるＯＬ。やりがいのある仕事をし、恋人もいて、気の合う友人たちにも恵まれ、充実した毎日を送っている。でも…この不景気な時代、リストラや会社倒産の不安もつきない。６年もつきあっている年下の彼とは結婚に踏み切れない。３０才を過ぎて「今やらなければできない何か」があるような気がしている。そこで、以前から夢見ていたフランス留学を決意。大好きな映画の勉強をするために会社を辞めてパリに移り住むことに。退職、留学準備、パリで語学学校に通う日々、日本文化に興味のあるフランス人と知り合うためのパリの剣道クラブ通い。異国で生活することのおもしろさと困難、フランス人たちとの付き合い、パリに住む日本人たちの実態、フランス人の恋人出現、パリ大学映画学科に合格、フランスで仕事をするチャンスを得る、などなどの体験を三十女の鋭い観察力をもとに率直でエスプリの効いたタッチで綴る痛快エッセイ。