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誰でもできるいかにして発想するか。すべての人には閃きがある。「ブレーンストーミング」生みの親が語る創造的思考のすすめ。
アラジンのランプは今も輝く/創造的努力の報いは大きい/創造力を持たぬものはない/創造力は教育や年齢には関係がない/創造力は場所を選ばない/イマジネーションの種類/創造的イマジネーションの種類/創造力のランプを満たす油/連想力は記憶とイマジネーションを結ぶ/創造力を推進する感情的な力〔ほか〕
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本書はブレーンストーミングの出自とされている。古典だけあり、新しい知見もあるし、認識を改めるきっかけにもなる。
ブレーンストーミングへの言及があるのは終盤の第33章からであり、大部分は創造力について書かれている。
本書の中では、創造力は判断力と相対する言葉として扱われている。
> 創造力をつちかうためには、いくらでもすることがある。学校に行き、歴史を読み、論理学を学び、数学を研究し、討論し、審議し、是非を決めればよい。それでは創造力をつちかうにはどうすればよいのだろうか。やむない必要に迫られた時以外は、我々は創造的な考えなどとんと使わないのが実情ではないだろうか。本書を読み終えて、読者が自分の創造力を認識されるようになれば欣快この上もない。(第1章
アラジンのランプは今も輝く)
本書において、創造力は突然発生するものではない。
> 創造的な計画において、予備的段階のものは、(1)問題を分析し、(2)骨組みを立て、(3)事実を挿入し、(4)定型を作りやすいように全事実を関連づけること、である。定型は求めるアイディアに到達するための魔法の地図となる。(第18章 問題を分析し、事実を挿入する)
創造力が準備なしに発生するものではないことも強調されている。
> 啓示は気を抜いている時にやって来るものではあるが、それには前もって努力を重ねておくことがどうしても必要である。知的努力を怠る楽天家の欠点は、啓示を過大評価し努力を過小評価することである。本当は、怠けている時に得られるアイディアはいわば特別配当にすぎないのだ。(第29章 心の窓をあけて精神を遊ばせよう)
個人の重要性や複数人数で創造力を行使する際の方法にも言及がある。
> 組織化された研究態勢の進展を最も大きく支えているのは個人の創造力である。(第32章 「三人寄れば文殊の知恵」か?)
> わが社でのグループ思索を私が組織したのは一九三九年である。初期の参加者はこれを「ブレーンストーミング会議」と名付けた。すなわち、頭脳に嵐を引き起こして各参加者が一つの創造的な問題に攻撃的に取りかかることを意味する。(第33章 アイディア創造にふさわしいチームの作り方)
最終章では教育に言及し、要望という形でまとめている。
> 教育の根本目的は意識的努力の開発にあることを学生に理解させるべきである。(第38章 教育界への要望)
創造力を万能薬として扱い過ぎている箇所もあるが、創造的であるための指針を提供してくれるという点では貴重な古典の一つであると感じた。
ブレインストーミングの開発者アレックス・オスボーンの、アイデアを生み出すための心構えやノウハウが解説された名著。
原点に立ち返り、モノ・コトの原理や人間心理に立脚した価値創造が確認できました。
80年くらい前に書かれた本ですが、今読んでも色あせていません。
ある日彼女は、かき氷に風味をつけて“アイスクリーム・サンデー”として売る装置を買い入れた。彼女は私に十セント払って、このサンデーの看板を作らせた。私はサンデーの値段を宣伝した――たったの一セントだったから。これが私の最初の広告作品だが、いまだにこれ以上良いものは書いていないような気がする。
この話をしたのはつまり、アイディアの特色を言いたいためである。すなわち、ほとんどすべてのアイディアは他のアイディアの上に成り立っており、最高のアイディアとは前にあったものの改良にすぎないのである。 ー 249ページ
優秀な分析家のエルモ・ローパーは、実態調査に頼りすぎると創造性がそこなわれてくると警告を発している。調査に出た観客の欲求どおりの映画を作った制作者が、かえって失敗した例はよくある。
「大衆は存在していないもののことは何も言えない。『ライフ』の発刊前にこの雑誌が売れるかどうかを調査したところ、"誰一人”買いたい者はいないという結果が出た」とローパー氏は付け加えている。 ー 311ページ
新装版であり、オリジナルは1969年に刊行されている。
ということで、内容が古いと感じる。
新規ビジネスの創出のためのヒントを得たいなら、当時と現在の複雑さの違いを考慮に入れる必要があるかも。
ぼくは、ブレインストーミングの参考にならないかと思って読んだ。
結果としては、新しいヒントは得られなかったといえる。
創造力の重要性に気がついていない人が読むにはいいかも。
そんな人が自発的に本書のようなタイトルの本を手に取るとは思えず、訳者はしがきにある、デール・カーネギーのことば「国中の大学でテキストとして採用すべきだ」にあるとおり、教育施策の一環とすることが有用とかんじた。
内容はシンプルで記憶しやすい。
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