825円(税込)
昭和三十六年。東京五輪へ向け復興は進み、大阪行きの集団就職列車が満員となった時代。六十五歳を目前にした熊吾は中古車販売業を軌道に乗せ、往時の覇気が甦りつつある。息子・伸仁は絵画を愛する少年に成長し、妻・房江はアルコールから抜け出せずにいたが、確かに一家に未来は拓きかけていた。熊吾が博美と再会するまでは。
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波乱の人生が続いている
作者の年齢と熊吾の年齢が並んだ
あと残り2巻となってしまった
大事に読んでいこうと思う
解説にある登場人物一覧
素晴らしい
感想
熊吾は人に裏切られすぎやろ。激しやすい割にお人好しなのかな。
熊吾の人生厳しすぎやろ。
あらすじ
中古車ハゴロモが起動にのってきた熊吾は、シンエーモータープールの管理人をそろそろ辞退しようと思っていた。モータープールでは柳田の社員寮で門限を守らない者やエアーブローカーの溜まり場になって房江が疲弊していた。
そんな折、千代麿より麻衣子が女の子を産んだと聞く。伸仁も高校生になった。
熊吾は、元ダンサーの森井博美と再会し、ヤクザ男と別れるのを助けて欲しいとお願いされる。博美はそのうち姿を消したが、モータープールにヤクザが来たので熊吾は手切金を払う。
熊吾は、中古車の販路を広げるために、板金の店も開く。麻衣子は城崎で小料理屋を蕎麦屋に変えて、商売を続けることにした。房江がつゆの味を決める手助けをする。
ハゴロモで、黒木が不正な取引に気づき、経理の玉木が不正をしていたことに気づく。玉木はノミ屋で賭博をやっており、その裏には博美の男のヤクザが糸を引いていたことが分かり、愕然とする。
久々の流転の海シリーズ読破。
宮本さんの文章は、すっと頭に入ってくる。
五感で感じ取れる文章というのだろうか、まるで自分がその世界にいるかのような錯覚を覚える。
物語としての面白さとは別に、文章の書き方がすごいなぁ。
女に溺れ、金を使いすぎ、社員に裏切られる、波瀾万丈すぎるが、そこが面白い。
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