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性が入れ替わった男女を描いた異色の王朝文学『とりかへばや物語』。かつて「淫猥」と評された物語には、「性の境界」をめぐる深いテーマが隠されていた。男らしさと女らしさ、自我とエロス、性変換と両性具有ーー深層心理学の立場からジェンダーと性愛の謎を解き明かすスリリングな評論。河合隼雄が遺した名著、選書版で登場。
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ユングのアニマ・アニムスの話は難しかった。しかし、「性」というものを単純な二分法で考えることはできないのではないかということを最近ぼんやり考えていたので、筆者はそのことを明確に指摘し、さらにその理由を秩序の構築に求めていたのでなるほどと思った。さらに進んで二分どころか性には無限にバリエーションがあり、「男」と「女」を両極に置いたグラデーションのように考えてもよいのかもしれない。 この本で紹介されていたいくつかの物語はいつか読んでみたい。
男と女について、分かったような分からないような、分からないことが分かったような…。
「たましい」と言われると、なんか胡散臭い感じもしていたけど、人間を、心と身体に二分するのではなく、全体としてとらえるという表現には納得がいく気がする。
昔話から、こんなにも人間の無意識について読みとれるとは。
『昔話と日本人の心』も読みたい。
とりかへばや物語を素材に「男と女」についての心理的課題を説いたもの。これだけでなく菊千代抄、女法王ジョヴァンナの話なども検証し、父親の意志、女性の意志、男らしさ、女らしさのあり方を考察。
言い回しがどこか遠巻きな風にも感じたが、1990年に書かれた本で当時は今のようにジェンダーに触れることすら厳しかったと推察。
281冊目読了。
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