506円(税込)
長年続くデフレ不況により若者が就職できない。「歴史認識」なる言葉に恫喝されて自国領土まで掠め取られそうな外交。頻発する凶悪犯罪……。日本を取り巻く深刻な状況は、日本人の英語やITが拙いから起きたのか? 否。「グローバル化」の真相とは、単なる米英の英語帝国主義に他ならない。我が国の広範な体質劣化をこれ以上放ってはおけぬ。物事の本質を見抜き、鋭く突きつける一冊。
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藤原正彦先生、傘寿を迎えられたとのこと。著作との初めての出会いは博士課程の時で、もう20年以上前になる。当時サンダルでカリフォルニアに降り立った私を、ニュータイプと頼もしく思われたか、あるいは呆れられたかで、恩師は「若き数学者のアメリカ」を薦めてくれた。それからというもの、確かにいくらかはもう古い考え方で、しかし凛として揺るがない武士道・騎士道の思想に貫かれ、ユーモアと情緒と人間愛に溢れた文章にハマりにハマった。著作に出会う度に、自分と他者との境界を曖昧にしてはいけないと思い直す。自分はどう考えどうしたいのかと。藤原正彦先生が上梓を続けてこられた20年以上もの間、折に触れ、数多の文章が時々私を矯正してくれている気がする。
シニア割やイギリスの自虐、近隣を対立させる遣り口に対する意見は、他の誰からでもない、内側から出てきた独自のものだろう。私もそうでありたい。
知的で教養に溢れた文章を、こんなにうまくユーモアを交えて書ける人がいるんだなぁ。人を小馬鹿にされるのもうまい。なぜか腹が立たない。むしろ、愛や温かみを感じる。#藤原正彦
『若き数学者のアメリカ』、『国家の品格』の著者である藤原正彦さんのエッセイ集。小気味良いテンポとユーモアであっという間に読み切れる。本書を読むまで、著者が新田次郎さんの息子さんとは存じ上げなかった。
政治・経済に関する内容が多めであるが、身近な話題も多々盛り込まれておりお勧めの一冊。
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