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北京五輪のフリーで5度の4回転ジャンプを決め金メダルを獲得したネイサン・チェン。
その栄光の裏には、想像を絶する苦悩の日々、家族やチームとの絆があった。
トップスケーターが舞台裏を語り尽くす貴重な回顧録。
プリウスで32万キロ移動しながら技術を高めた2011年/名コーチ・ラフの教え「一歩さがって迂回せよ」/4回転習得と引き換えに悲鳴をあげた股関節/追い詰められた平昌「リンクから出ていきたい」/「タイガー・マザー」の母との葛藤/北京直前のプログラム変更決断……クワドキングが赤裸々に綴る、金メダル獲得までの物語。
[目次]
はじめに ベラ・ウォン
プロローグ
第1章 はじまりのころ
第2章 スケート生活
第3章 アメリカの希望(ホープ)
第4章 恐怖心
第5章 新たな挑戦
第6章 パンデミック
第7章 支えてくれる人たち
第8章 別の道筋をたどって
第9章 2度めのチャンス
エピローグ
謝辞
はじめに ベラ・ウォン
プロローグ
第1章 はじまりのころ
第2章 スケート生活
第3章 アメリカの希望(ホープ)
第4章 恐怖心
第5章 新たな挑戦
第6章 パンデミック
第7章 支えてくれる人たち
第8章 別の道筋をたどって
第9章 2度めのチャンス
エピローグ
謝辞
ジュニア時代の活躍、平昌五輪での挫折、コロナ禍の襲来、その先で掴んだ歓喜…。フィギュアスケート男子シングル北京五輪金メダリストが初めて明かす苦悩と栄光。
第1章 はじまりのころ/第2章 スケート生活/第3章 アメリカの希望/第4章 恐怖心/第5章 新たな挑戦/第6章 パンデミック/第7章 支えてくれる人たち/第8章 別の道筋をたどって/第9章 2度めのチャンス
チェン,ネイサン(Chen,Nathan)
2017年の全米選手権で史上初めてひとつのプログラムで5本の4回転を成功させて「クワドキング」の称号を授かり、2022年2月10日には北京オリンピックで優勝、五輪金メダリストとしても男子フィギュアスケートの歴史に名前を残すことになった。1999年、米国ソルトレイクシティに生まれ、2002年に同地で冬季五輪が開催されその熱気に触れると、3歳でスケートをはじめた。初の冬季五輪出場を果たした2018年の平昌大会で5位に入ったほか、これまでに世界選手権で3大会連続、グランプリシリーズで計8大会、グランプリファイナルで3大会連続優勝に輝いている。また、全米選手権は2017年から6連覇。 2019年にはアメリカ・オリンビック・パラリンビック委員会男子年間最優秀選手賞を受賞、2020年にはフォーブス誌「世界を変える30歳未満の30人」に選ばれた。2022年、2度めの冬季五輪となった北京大会では、フリープログラムでエルトン・ジョンの「ロケット・マン」の音楽にあわせた圧倒的な演技を披露して金メダルを獲得し、アジア系アメリカ人男子として初めての栄誉に輝いた。2023年、国際スケート連盟によるISUスケーティングアワード最優秀選手賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
分厚く相当なページ数なので、サラッと流し読む本ではないです。しっかり真剣に没入して読むべき一冊。
意外にもラファコーチの描写は少なく、ほぼほぼ「ネイサンとネイサンママ」の物語です。これほどまでに息子の才能を「伸ばし育てる」親がこの世に居るだろうか?と思えるほどのママの指導能力と情熱。驚愕します。
でも「厳しい教育ママ」という感じではないし、他の兄弟たちの教育にも、パパも一緒に情熱を注ぎ、どれだけ充実した一家なんだ!?と。アメリカン・ドリームってこれぐらいのパワーが必要なんですね。
パパママのみならず全員優秀な兄弟の存在が、ネイサンの人格形成に大きな影響を及ぼしているな、と思われる描写が度々ありました。最初の五輪SPの失敗後、家族のサポートがなければどうなっていたことか。
「天才ネイサン」というより、「努力の人ネイサン」の印象が強くなりました。楽に勝っているように見える試合でも、実はまったくそうではなくて大変だったり。
そして、一生を左右する北京五輪の裏でそんなことがあったなんて?コーチがラファで良かったね。ラファの「ある技術」がなければ、ネイサン金メダルはなかったかも?
などと、スリリングな展開も面白いです。
ネイサンの股関節が金メダルに間に合ってくれて、本当に良かった。
ママの手から巣立って、これからどんな大人になっていくのか、ひょっとしたらイェール卒業後に競技にカムバックありかも?
4Aを跳ぶマリニンが現れても、なかなかネイサンのスコアに届かないのは、ネイサンの緻密な技術と音楽表現へのこだわりがそれだけ高い評価だった、ということ。
彼には明確に「表現したいこと」があり、同時に何本ものクワドを美しく跳びたい、という意欲もあり、奇跡的にその2つが両立出来た。稀有な選手だったということでしょう。
あ、そして「衣装だけがなあ」と言われがちだったネイサンですが、なぜベラ・ウォンにこだわったかわかりました。あの衣装デザインには、ネイサンの哲学がこめられていたんですねえ。
他選手やコーチへの尊敬の念は書かれていたけど、悪口・批判は一切無し。潔く賢く、クールで大胆に見えて意外と繊細で感受性の強いネイサンを「育てた」のは、まさにネイサンママの功績なんですね。
フィギュアは幼い時から始めないと間に合わないしお金もかかるから、親の存在がいかに大きいか。痛感させられました!
1人が参考になったと回答
ネイサン・チェンという聡明なフィギュアスケーターの内面がわかってとても興味深い内容でした。やっぱり素晴らしい人柄だなと改めて思いました。
1人が参考になったと回答
ネイサンの生い立ちから家族やコーチなど他者に対する考え方、スケートへの向き合い方読み応えがあります。ネイサンの言葉で書かれた原書も読んでみようと思います。
1人が参考になったと回答
アメリカのフィギュアスケート事情もわかって興味深い。よく言われるアメリカンドリームは、貧しくてお金が無くても、才能があれば手を差し伸べてくれる人や制度が多いのも理由のひとつだろう。
ネイサンの母親は、いい意味でスーパー教育ママで、とことん本人のためになるよう努力している。もちろん本人の能力も地頭も良いけれど、努力する方法や目標達成方法は母親が教えこんだ部分が大きいと感じた。
全ての人に支えられ、ひとつでもパズルのピースが欠けていたら、いまのネイサンはいなかったかもしれないと思うと感慨深い。
フィギュアスケートを通して、アスリートとして人間として成長していく過程は、どんな分野においても通じるところがある。
北京五輪男子シングル金メダリスト・ネイサンチェンによる自伝。
普段のインタビューも紳士かつ真摯そして頭脳明晰(ゆえにやや速い英語)なネイサンが綴る自伝はその性格から来る落ち着きとアスリートとしての情熱を存分に感じられました。
小さいころから五輪を目指し一家が(特にお母さん!すごい!)ネイサンのために協力し合って金メダルに辿りいたときにはこちらも「やったね!」となり、北京五輪当時を思い出しました!
読んでいて馴染みのある方々のお名前も出てきたりしてそれも興味深かったです。
これからのネイサンもネイサン自身が信じる道を邁進していくことを願っています。
※KADOKAWAさんのキャンペーンに当選していただいた本です。ありがとうございました。
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五輪を目指す人というのはネイサンに限らず小さい頃から五輪そしてメダルのために頑張るという決意をする人が多いですよね。それが「五輪=テレビで観るもの」の凡人の私からすると本当に未知の世界でした。
自伝なので当然ながら、ネイサンの本質に溢れていた。平昌のこと、お母様との関係性、そして北京。コロナに対する気持ちの動きを正直に描いてくれたことも興味深く読ませてもらった。
個人的には、変更前のフリーのモーツァルトも好きなので、それでもいけたんじゃないかと思うけれど、あの葛藤も必要なことだったのかもしれない。
原書でも読んでみたい。
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