737円(税込)
サーフィンの夢を諦め、バリ島から香港を経由し、流木のようにマカオに流れ着いた伊津航平。そこで青年を待ち受けていたのはカジノの王「バカラ」だった。失った何かを手繰り寄せるようにバカラにのめり込んでいく航平。偶然の勝ちは必要ない、絶対の勝ちを手に入れるんだーー。同じくバカラの魔力に魅入られた老人・劉の言葉に導かれ、青年の運命は静かに、しかし激しく動き出すのだった。
元サーファーがひょんな事からマカオに行く事になり、
全く興味のなかった博打にのめり込んでいく話です。
そのバカラという博打の奥深さを自分で体感しているような
細かい描写や話の進め方はさすが沢木さんだなと思いました。
13人が参考になったと回答
冒険研究所書店の選書で購入。
サーファーでカメラマンだった伊津航平はバリで1年間過ごしたあと、日本に帰国する途中乗り継ぎで中国返還前日の香港を訪れる。
香港のホテルが満室で、人の勧めもありマカオに向かう。
そこのホテルで「バカラ」と出会う。
マカオのホテルリスボア(実在する)のカジノを舞台に、娼婦の李蘭、劉と名乗る男性とバカラをめぐり話が展開していく。
皆が怖くて、でも憧れる「果ての果て」に、私たちの代わりにいってくれた話。
解説を読んで、さらに面白かったと思えた。
最初のほうはかなり飛ばしてしまったけど、また機会があったら読み直してみようと思う。
偶然訪れたマカオで出会ったバカラ
バカラの持つ熱に魅せられた主人公はどんどんのめり込んでいく。
ギャンブルの最中はつねに自問自答。
どこまで自分の信念を貫き通すことができるかが勝ちにつながる。
主人公の内面の動きが上手く描けていて面白い。
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