1,089円(税込)
カストルプ青年は、日常世界から隔離され病気と死に支配された“魔の山”の療養所で、精神と本能的生命、秩序と混沌、合理と非合理などの対立する諸相を経験し、やがて“愛と善意”のヒューマニズムを予感しながら第一次大戦に参戦してゆく。思想・哲学・宗教・政治などを論じ、人間存在の根源を追究した「魔の山」は「ファウスト」「ツァラトストラ」と並ぶ二十世紀文学屈指の名作である。
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1851546404067631108?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
「100分de名著」のおかげで、遭難しかけながらも読み終わることができた。主人公とともに「魔の山」という閉鎖的で退廃的な空間に足を踏み入れ抜け出せるのかと怖くなった。終盤に向かうにつれ、戦争の足音が聞こえ、暴力や苛つきが蔓延し息苦しい。最後の主人公の選択やラストの一文に私は光を見たように感じた。
長い。とにかく長い小説である。
作家というものは、とにかくいくらでも長い物語を物語れる稀有の人たちであるということを実感させられた。
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