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その財力を賭けて粋を競った相手の紀ノ国屋文左衛門は、悪銭廃止令によって没落した。勝ち残った奈良屋茂左衛門の胸を一陣の風が吹き抜けていった。紀文と共に一つの時代が過ぎていったようだ……(表題作「霜の朝」)。ほかに、若い武家夫婦の無念を晴らす下男の胸中(「報復」)や、意に染まぬ結婚をした女のあわれ(「歳月」)等、人の心に潜む愛と孤独を、円熟した筆に綴った時代小説傑作集。
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短編のストーリーテリングとして、十分に娯楽として楽しめる。どこか懐かしい感じの雰囲気を味わえる。
が、その文学的主題については、読めぬ。
解する力がこちらには無いと思う。
解説を読んで、人間の弱さ哀しさへの暖かい眼差しと、善悪二項対立を越えた眼差しについて言及があったが、その意味合いを感じ取ることはできず。。
嚔とか、なんじゃそらというプロットで、何が言いたいのか分からなかった。
藤沢周平は、初期の頃ダークな話が多く、それは自身の鬱屈を小説にのせたからとの由。
もっと、この著者と対話をしていけば、その眼差しも理解することができる日が来るだろうか。
娯楽として楽しみつつ、そんな日が来ることを愉しみにしたい。
藤沢周平で読むやつの2作目。
短編集のスタイルとなっているが、どれもハッピーエンドともバッドエンドともつかないような終わり方になっている。
先が気になるお話も多かったが、そういう終わり方も粋なのかもしれない。
藤沢周平「霜の朝」、1987.2発行、11話が収録。第2話「泣く母」、第5話「おとくの神」、第6話「虹の空」、第7話「禍福」、第9話「怠け者」がお気に入りです。自分にとって誰が大切な人か、気がつかなかったり、気がつくのが遅くなったりしますが、意外と身近にいること・・・が、多いのだと思います(^-^)
藤沢周平「霜の朝」、1987.2発行、再読。11話が収録され、どれも味わい深いです。特に「報復」「泣く母」「虹の空」「禍福」の4話がお気に入りです。二つ選ぶとしたら、「虹の空」と「禍福」です。
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