539円(税込)
郵政民営化、従軍慰安婦、英国EU離脱、トランプ報道、ショーンK……国民が知らされる情報には常に偏向がある。私達は目を凝らして実像を見抜かねばならない。護憲による弊害と改憲の難しさ、ならば第三の道があるではないか。様々な国際紛争に国連が役に立たなかった致命的な欠陥とは。本質を射貫く眼と圧倒的なロジック、豊かな情緒と滑り気味のユーモアで日本に警鐘を鳴らすのであった。(解説・助川幸逸郎)
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数学博士・藤原正彦氏が時事問題や週刊誌ネタ、私事評論を俎上に『週刊新潮』に連載された〝いぶし銀のように輝く謙遜まみれのエッセイ〟<管見妄語>の2016年版。 筆者の奥方(藤原美子さん)との掛け合い漫談のようなユーモアを交えながら、問題の本質をえぐった研ぎ澄まされた論評や歯に衣着せぬ世評に拍手喝采。片や豊かな情緒に裏打ちされた人生訓には、筆者の気取りのない繊細な優しさが垣間見えて慰められる。
著者の学術界や数学者をテーマにしたエッセイは好きだけど、時事評論は苦手だと再確認。洞察力が冴える部分も確かにあるが、とにかくジェンダーや社会規範に関する価値観が昭和からアップデートされない感強すぎる。
週刊誌の連載コラムとして書かれたものを集めたもの。恐らく読者のことを慮ってのことだろう時事的話題を扱いながらも持論をしっかりと展開したらしかもある意味隙を見せていやみがない文章になっている。エッセイストとして評価されている筆者の期待を裏切ることがない。
難度も出てくる奥様への愚痴が実は愛情に溢れたものであることも数編を読み通せば自然に伝わってくる。恐らくこの雑誌の他の記事は俗的なものばかりのはずだ。このエッセイを救いにしていた読者がいたに違いない。
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