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「子供を殺してください」という親たち(新潮文庫) (新潮文庫) [電子書籍版]
押川剛

605(税込)

商品情報

  • 著者:   押川剛
  • レーベル:   新潮文庫
  • 発売日:   2015年12月25日
  • 出版社:   新潮社
  • 商品番号:   4340008024131
  • 言語:   日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

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商品説明

内容紹介

自らは病気の自覚のない、精神を病んだ人を説得して医療につなげてきた著者の許には、万策尽きて疲れ果てた親がやってくる。過度の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘……。究極の育児・教育の失敗ともいえる事例から見えてくることを分析し、その対策を検討する。現代人必読、衝撃のノンフィクション。


商品レビュー(77件)

総合評価
 3.48

楽天Koboのレビュー

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ブクログのレビュー(77件)

  • 評価3.003.00
    投稿日:2025年01月22日

    最後の章はあまり面白そうではなかったので割愛
    子育てに失敗したからなのか本人の特性によるところが大きいのかは分からないが、子を持つ親としてはこうならないよう最大限にの努力はしないといけないなと思いつつ、どうしたら本著に記録されているような最悪のケースを避けられるのか…

  • 評価5.005.00
    投稿日:2024年05月30日

    兄弟が非行やひきこもり、両親の不仲・別居等、さまざまな経験をして幼少期を過ごしました。家庭を持ち暮らしていますが、この先両親が死んだ後、兄弟とどう接していけばいいのかわかりません。わたし自身、子ども達をうまく愛せていない、傷つけるような言葉を吐いてしまう、感情がうまくコントロールできないこともあります。同じ過ちを繰り返さないように、自分自身と子どもと向き合っていきたいです。

    ケーキの切れない非行少年たちから、押川さんの存在を知りました。とても読みやすく、話もわかりやすかったです。

  • 評価3.003.00
    投稿日:2023年12月21日

    本人に病識が無く、通院や服薬を拒む患者を家族や保護者に代わり医療の現場に繋げる「精神障害者移送サービス」という特殊事業を営む筆者による著作。

    お恥ずかしながら、このような事業があることを今回初めて知った。私事だが、ここ数年のコロナ禍による生活環境の変化をきっかけに我が家も不安定な状況が続いている。先日は家庭内トラブルが原因で、急遽警察の方に来ていただいたりもした。派遣された生活安全課の刑事の方はとても優しく、動揺する自分に利用できそうな支援制度を丁寧に教えて下さった。とても感謝している。

    本の前半部分はこれまでに著者である押川氏が遭遇した「精神障害者の移送依頼」にまつわるエピソードが語られており、後半部分は精神障害者を取り巻く医療・福祉の現場のリアルな状況と、それに対する問題提起が行われている。
    現在の日本の精神医学は薬物療法に偏りがちなところがあり、自ら通院せず服薬も拒む扱いにくい患者は現場において煙たがられているという話は正直耳が痛いものがあった。(なぜならわたしの家族の場合も本人に病識がなく、心療内科から処方された薬に抵抗を示すからだ。身に覚えがありすぎる……)

    押川氏によると、現状こうした扱いにくい患者の相談窓口や受け皿になっているのは警察だという。警察関係者は職務上ハイレベルな対人能力と危機管理スキルを有しているので、精神錯乱状態で暴力を振るい、自傷他害リスクのある患者に対しても適切な対応が出来るのだそうだ。これに関しては、実際に対応していただいた側の立場として納得するものがあった。しかしそれと同時に、わたし自身も著者同様に警察の現機能だけではこうしたトラブルへの受け皿としては不足していると感じる。今表沙汰となっているケースはほんの一握りで、水面下ではもっと「精神障害をもつ家族と向き合うこと」に悩み苦しんでいる人々がいると思うからだ。押川氏の活動に改めて感謝と敬意を示しつつ、今後は国や行政が主体となり、十分な支援体制が整えられることを願っている。

    この本では年老いた親が精神障害を持つ子どもにどう向き合うかということが主題になっており、子どもとの暮らしに行き詰まった絶望の果てに、表題の「子どもを殺してください」という台詞を紡ぐ家族が何パターンも出てくる。それがまた、個人的に胸が痛かった。親と子どもという関係性。置かれた立場は逆だが、以前にわたしも家族から敵意と攻撃的な言葉を浴びせられた際、同じようなことを考えたことがあるからだ。不謹慎なことだが、自分に関係のないところで、ひっそりといなくなってくれたら……なんて願ったこともある。

    しかし、これはただの逃避に他ならない。押川氏は終章でこうした言葉を綴っている。
    「子供は対応困難な問題を繰り返すことで、親に自分の心を突きつけている。こうなるまで気づかなかった、子供の心の痛みを受け止めてほしい。問題から目を逸らしたり、子供の心を縛るのでは無く、真摯に現実を受け止め、一人の人間として尊重する気持ちを持たれるように……」
    わたしも家族ときちんと向き合わねばならないし、今も、その覚悟が足りていないのかもしれない。そうした自省の念を抱いたりもする。

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