671円(税込)
葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ……(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。
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友人の紹介がきっかけで読んだ。
短編14篇。理解できなかった話もあったが、総じて世界観が面白かった。
「水晶の夜、翡翠の朝」、「あなたと夜と音楽と」、「深夜の食欲」、「淋しいお城」の世界観が好きだった。
ホラー苦手だけど、小説だと読みやすくなって良いなあ。。。
「水晶の夜、翡翠の朝」
ヨハンの後日談?スピンオフ?を読み返しにきました。そしてまた『麦の海に沈む果実』読もっかなって。
「ご案内」高圧的注文の多い~
「あなたと夜と音楽と」ラジオパーソナリティ
「冷凍みかん」グロい蜜柑、スーパーボールみたいなものを想像します
「赤い毬」これは…暗示されているものは…月経や妊娠??
「深夜の食欲」疑心暗鬼のホテルのボーイ、深夜のルームサービス
「いいわけ」
「一千一秒殺人事件」
さらっと“鈍色(にびいろ)”が登場して、このあと読むつもりの新作が思い浮かぶ。ずっと大好きな作者ですが、こういう言葉の選び方がとても好きです。
箱庭を眺める擬人化された星、、、最近アンデッドアンラックで似たような概念を感じた
「おはなしのつづき」
この物語はどこに向かっているのか、、、とぞくぞくする
⇒これ国語の時間に読んで状況を想像して書くっていう授業してみようかな
「邂逅について」この少女は作者自身?そして『麦の海に沈む果実』の構想を練っているように感じてドキドキしました
「淋しいお城」みどりおとこ、、、このあと本編を読みます
「楽園を追われて」
「卒業」スプラッタ!!『錆びた太陽』(2017刊なのでかなり後の作品ですが)を思い出す
「朝日のようにさわやかに」
デジャブの突き止める、自分の中にだけある連想ゲームのように浮かんでくる記憶を列挙する、とりとめもない心の内を明かしていく内容、好きです
どれも面白かった。「冷凍みかん」、「深夜の食欲」、「淋しいお城」が特に好き。
「淋しいお城」が『七月に流れる花』の予告編とのことなので、本編も読む。
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葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ……(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。
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