990円(税込)
朝井リョウさん、ライムスター宇多丸さん絶賛! 超人気アニメに隠された数学ワンダーランド。アメリカの超人気アニメ『ザ・シンプソンズ』は、ハーバード大学の数学者たちがシナリオを書き、超難解な「数学トリビア」がちりばめられていたこと、ご存じですか? 番組の熱狂的ファンである著者が、シンプソンズ一家が繰り広げるドタバタ風刺アニメに隠された数学の魅力とサブカル的ディテールを語り尽くす。アメリカの知性あふれる笑いと毒の粋を発掘する異色の科学ノンフィクション。(解説・竹内薫)
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ザ・シンプソンズがこれまでも数学に溢れたアニメとは知らなかった。
知ってても知らなくても楽しめるが、
知ってたほうがもっと楽しめることは、世界に溢れているのでは、と思わさせられた。
数学に明るくなくてもしっかり面白かった!
シンプソンズのアニメ脚本家チームには名門大学の数学科出身が多く、アニメの中には数学への愛のあるジョークや歴史的な数学者のオマージュがふんだんに織り込まれており、その解説を「フェルマーの最終定理」でお馴染みのサイモンシンがしてくれる。贅沢な一冊。
なぜ数学者がコメディ脚本家に?と思うが、数学の証明のプロセスと脚本を書くプロセスが似ているというのに納得。(目的地があるか保証されていない点。)
アニメの内容も皮肉やウィットに富んだジョークがあり、見てみたいと思った。(シンプソンズの代表作はCCレモンではない。)
やっぱり、普通の人にとって「何でそんなことに時間かけるの?」と疑問に思ってしまうことを、本人にとってはその姿が正しいという哲学があるから時間やお金を惜しまず情熱をかけて取り組めるという物語が好きだ…!
黄色い家族のアニメ「ザ・シンプソンズ」にこれほど数学の要素が盛り込まれていたとは知らなかった。制作側は頭のキレる数学オタクばかりで、作品の進行を妨げないように特別な数字や公式をこっそりと、しかしわいわい盛り上がりながら作中に散りばめていた様子がなんとも可愛らしい。分かってくれる人にだけ届けばいいというスタンスで、視聴者のナードやギークに向けて数学愛を示すというとんでもないアニメだったとは思いもしなかった。「数学者たちの楽園」という邦題にも納得。本書内ではサイモン・シン氏の著書「フェルマーの最終定理」と「暗号解読」からの懐かしい内容が出てくる。やや重複する箇所もあるが、その文面から著者がどれほどこれらのテーマを愛しているかが伝わり、読んでいて楽しい。翻訳は安定の青木薫氏で読みやすい。ザ・シンプソンズを観たくなってしまった。
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