出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆくーー。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は……。一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。情熱と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。
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人を想う気持ちはどんな形であっても美しくて切ない。恋は、相手がどんな立場でも、年齢でも、関係なく抗いようがないほど突然に堕ちてしまって、そのあとはもう頭ではわかっていても自分の力ではどうしようもできないほどの強い力で引き摺り込まれていくような感覚である。そんな思いに身に覚えのある女性ならば、咲世子の心情に共感してやまないんだろう。自分の身の程を弁えて、17歳下の素樹の負担にならないよう期限付きの2人の時間を噛み締め、その上自ら身を引く様子に素樹にたいする深い愛情を感じ、いじらしいくらい大人なヒロインに、どうにか幸せな結末であれと何度も願った。あとがきにもあったが、男性作家であることを忘れてしまうほど女性の心理描写を描くにさしあたり解像度が高すぎる石田衣良の文章に魅せられたまま、大満足の読了。全て読み終わったあとにタイトルの意味を理解し、二度くらうすばらしい作品。
大人の小説です。
石田衣良さんの作品は本当に心理描写がお上手で、やりきれない感じなどがビシビシ伝わってきました。
男性である著者がどうやったらここまで女性の気持ちを描けるのでしょうか。
そしてこの終わり方、以降の二人はどうなるんだろう。どうなると幸せなんだろう…
全てが肯定できるわけではないですが、the大人の恋愛でした。
序盤はまだ面白さがわからずだらだらと読んでいた。性についてここまで生々しく数回のシーンで描かれている本は初めてで読んでいて少しくらくらした。女性として年を取ること、自分の人生で大切にしていきたいこと、どんな人生にしたいのか、好きな人とどんな関係になりたいのか考えさせられた。主人公の生き方、姿勢がただただかっこよかった。主人公のようになりたいというわけではないがやはり芯の強いまっすぐとした女性になりたいと思った。
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