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みさき書房の編集者として新潮社を訪ねた《私》は新潮文庫の復刻を手に取り、巻末の刊行案内に「ピエルロチ」の名を見つけた。たちまち連想が連想を呼ぶ。卒論のテーマだった芥川と菊池寛、芥川の「舞踏会」を評する江藤淳と三島由紀夫……本から本へ、《私》の探求はとどまるところを知らない。太宰が愛用した辞書は何だったのかと遠方にも足を延ばす。そのゆくたてに耳を傾けてくれる噺家。そう、やはり「円紫さんのおかげで、本の旅が続けられる」のだ……。《円紫さんと私》シリーズ最新刊、文庫化。
大人になった“私”は、謎との出逢いを増やしてゆく。謎が自らの存在を声高に叫びはしなくても、冴えた感性は秘めやかな真実を見つけ出し、日々の営みに彩りを添えるのだ。編集者として仕事の場で、家庭人としての日常において、時に形のない謎を捉え、本をめぐる様々な想いを糧に生きる“私”。今日も本を読むことができた、円紫さんのおかげで本の旅が続けられる、と喜びながら
学生の頃、このシリーズで初めて手にしたのが「六の宮の姫君」だったので、「私」は少し上の先輩な印象でした。それが20年の時を経て、現実の私と同じく歳を重ねた「私」に出会えるとは!様々な変化はありつつ、このシリーズの面白さは健在でした。
太宰治の辞書つながりで、作家の〇〇さんと会われたお話は、〇〇さんのファンである私にはなんだか美味しいエピソードでほくほくでした。
加納さんの駒ちゃんシリーズも新作が出ていることを知り、懐かしい友人の近況報告を聞くような気分で読書しております。私同様、物語の読書から離れてしまっていた元読者さん達みんなに気づいてほしい一冊です。
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学生時代にこのシリーズを読み始め、今、中学生の子を持つ親になり、再開できました!旧作を子供に勧めようと検索していて出会えた新作は、なんだか街中で偶然出会えた同級生のよう!?
図書館で借りて読んだ旧作も買い直そうと思います。
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このシリーズ大好きです!北村薫さんの文学への愛ととんでもない知識量をビシバシ感じます。「わたし」が中学生のこどものお母さんになっていて、時の流れを感じました。読者のわたしも、当時大学生でいまは4歳のこどもたちの母。同じ働く母になっていて感慨深かったです。
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