605円(税込)
ふと入ったカレー屋で音道は、男が店主に「こいつは俺の女房を殺した」と怒鳴る場面に遭遇するーー男同士の絆が無惨に引き裂かれてゆく様子を描いた表題作。公園の砂場で保育園児が殺害され、その容疑者の素性に慄然とする音道……「聖夜」。監禁・猟奇殺人・幼児虐待など、人々の底知れぬ憎悪が音道を苛立たせる。はたして彼女は立ち直れるのか? 好評の音道シリーズ短編集第二弾!
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女性刑事・音道貴子シリーズとしては第五弾。短編集は二作目。6つの短編からなる。第三、四弾にあたる『鎖』の前編、後編を読んでいないので、ちょっとわからない話があった。『聖夜まで』は、被害にあったのが幼女だっただけでなく、犯人に驚き、さらに犯人の背景に驚きながら、読むのが辛くなってしまつた。
『花散る頃の殺人』に継ぐ音道貴子シリーズの短編集。
約20年ぶりに再読。6話が納められている。
表題作の「未練」は、貴子の私生活が綴られ、オカマの安曇から紹介された男との交際など。
「立川古物商殺人事件」は、機動捜査隊として現場に赴く貴子と事件の顛末だが、事件は未解決のまま?ここで相棒となる島本の視点で綴られるのが、最後の「殺人者」
「山背吹く」は、長編『鎖』で監禁されて受けたダメージ(と思うが)を癒やすため休暇を取り、友人の旅館で過ごす貴子が、ある事件をきっかけに再生を期す話。
「聖夜まで」は、保育園児が砂場で殺害された事件を担当した貴子がその容疑者の素性に慄然とし、読者も暗澹たる面持ちに。
「よいお正月」は、実家で過ごす貴子と母親とのやり取りや買い物時に出くわした出来事。初出はわからないが、雑誌の新年号用にでも書かれた小作品か。
それぞれ短編として切れ味があるが、やはり長編の醍醐味には叶わない。次は長編を。
音道貴子シリーズ短編集第二弾。
2冊目と話が少し前後する。
恋人と出会ったきっかけなんかが記されると思ったら、オカマの友達の話から一気に誘拐後の話に飛んだ。
小説なら事件は大概解決するものだが、解決しないものもあり、ちょっと意外な感じがした
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