605円(税込)
かつて落語を凌ぐ人気を誇った講談は、戦後存続を危ぶまれるほど演者が減った。しかしここに、新たな光が射している。風雲児の名は、神田松之丞。確かな話術と創意工夫で高座に新風を吹き込み、二ツ目ながら連日満席の講談会や寄席に新客を呼び続けている。真打昇進と同時に六代目神田伯山を襲名する彼は、なぜ講談に生きる覚悟を固め、何処を目指してゆくのか。自ら語った革命的芸道論。(解説・長井好弘)
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松之氶時代の伯山さんにインタビューした内容を自分語り的に書き起こしたもの。学生時代に色々拗らせていたとか断片的には知っていたが、父親を自死で亡くしたくだりあたりは全く知らず、この辺りから伯山さんの素地が出来上がったのかと、切ないものがあった。芸能人の自死が起きる中、なかなかその家族の立場で語っている人はいないのではないか。とは言えラジオ等では全く言及しないことからも、軽く扱えないテーマなんだろうなあと思った。
それにしても、将来のビジョンを描けた前座。でもその制度をひっくるめて講談の伝統を全て肯定して引き継ごうとしている姿。きっと落語ではなく講談を選んだのも、意識してかしなくてか、自分なら一任者になれる予感があったのではないかと思わざるを得ない。この文庫版は、伯山襲名が決まったところで終わっているが、その後を存じ上げている読者としては今後がますます楽しみでならない。
講談を自分の何かに取り込めないか、そう思い読む。芸に対して取り組む姿勢、練習を積み重ね、どうしたら、この芸自体が良くなるか、ということをずっと考えていくのが良いかと考える。
講談が面白いと思うようになり、読んでみた。神田伯山の時代から講談師としての神田伯山を知ったので、神田松之丞の時の葛藤や、それより前からある苦悩をじっとりと知れる良い本だった。
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