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日本人と象徴天皇(新潮新書) (新潮新書) [電子書籍版]
「NHKスペシャル」取材班

792(税込)

商品情報

  • 著者:   「NHKスペシャル」取材班
  • レーベル:   新潮新書
  • 発売日:   2017年12月22日
  • 出版社:   新潮社
  • 商品番号:   4340008036221
  • 言語:   日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

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商品説明

内容紹介

日本人が今では当たり前の存在として受け入れている「象徴天皇」。それは、「戦犯」と「現人神」の間で揺れ動いていた天皇の存在を、戦後社会の中に正しく位置づけるべく、関係者が苦心して「血肉化」した結果だった。戦後巡幸、欧米歴訪、沖縄への関与、そして続く鎮魂の旅──。これまで明かされなかった秘蔵資料と独自取材によって、二代の天皇と日本社会の関わりを描いた戦後70年史。


商品レビュー(3件)

総合評価
 3.67

楽天Koboのレビュー

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ブクログのレビュー(3件)

  • 評価4.004.00
    投稿日:2019年09月02日

    象徴天皇制がどのように発展して今に至るのかを辿った本。終戦後の昭和天皇の言行についての記録や、アメリカやヨーロッパのかつての敵国との関係、平成天皇の目指そうとした姿など、いろいろ勉強になった。昭和天皇は敗戦後も国際政治に関心を持って報告させようとしたり、いろいろしてたというのが面白かった。

  • 評価4.004.00
    投稿日:2019年06月11日

    本書は、平成27年4月に放送された2日本のNHKスペシャル(―日本人と象徴天皇―『第1回 〝戦後”はこうして誕生した』及び『第2回 平和を願い続けて』)をもとに、新たな資料や証言を加えて書き下ろしたものである。昭和、平成の2代の天皇の歩みの中でどのように「象徴天皇」が形作られてきたか、また、天皇と国民との関係が変化していったのかをたどっている。
    本書を読んで、「象徴天皇」と一口にいっても、昭和天皇と平成の天皇で、大きくその在り方が変わっていったのだということがよくわかった。「象徴」となっても国家元首意識が抜けきれなかった昭和天皇に対して、平成の天皇は、国民との距離を近づけ、ある種の中立性をもった「象徴」としての立場を作り上げたのだといえる。本書で紹介されている昭和と平成の2代の天皇と深く接してきた渡邉允氏の次の言葉が非常に印象的だった。「昭和天皇と今の天皇の一番の違いは、普通の人に普通に話すことができるかどうかだと思います。昭和天皇はそういう意味では普通の人ではなかった。何か尋ねるときに、『どう?』とかおっしゃるけど、今の陛下は『いかがですか?』と尋ねます。それは表面的な言葉だけでなく、その奥にある対人関係、極端に言えば国民との関係が違うのです。昭和天皇は若い頃から人と距離があったから、それがなかなか抜けなかったのでしょう。だから、お二人の一番違うところといえば、そういうところではないかと思いますね」
    また、残念ながら病没された元NHKプロデューサーの林新氏が「あとがき」で、以前は「天皇」を否定していたが、日本の近現代史を見つめてきて「日本に天皇はむしろ必要なのではないか」という結論を出さざるを得なくなったと述べていることが心に残った。「天皇の役割は、合理的なものの間を豊かに埋め尽くしていく非合理性にこそあるのではないか」という林氏の指摘は、現代の天皇の本質を突いているように感じた。

  • 評価3.003.00
    投稿日:2018年03月11日

    お正月に帰国するときに一般参賀に参列しようと思い立ち、何か予習っぽいものを読みたくて購入。
    結局お正月寒くて一般参賀行かなかったし、本を読了したのもこんな時期なんですけどね…
    私自身が学生の頃からなぜか関心を抱いている”戦前戦後における天皇自身および日本国民の天皇に対する感情の変遷”を取り上げた一冊、興味深く読みました。

    尚、象徴天皇云々というメイントピック以外で感銘を受けたのが、今の天皇陛下の太平洋戦争への向き合い方。
    ”過去の大戦による後ろ暗い諸々は、一過性の謝罪や賠償で清算できるような簡単なシロモノではなく、重たくて苦しくても、その荷を降ろすことなく、反省し、平和な未来を希求し続けなければならない”...的なものだと感じられました。
    つい、uncomfortableなものはさっさと手放して楽になりたい、と思ってしまうものですが、”忘れてはならない”という姿勢をずっと持ち続けられている今の天皇陛下は、相当にタフな方だなぁと思いました。

    以下、印象的だったところ。
    ・「天皇陛下は私らのお父さんであります。私らは子供であります。」(p.28)
    ・「possibleであるがprovableではない(可能性はあるが起きそうではない)」(p.69)
    ・20世紀初頭にカナダに移住した日系人の壮絶な運命(p.90)
    ・エリザベス女王の戴冠式の日本の席次(p.95)
    ・『近い方の人が拾えばいいと思います』『これはねあなたが拾うべきですよ、なぜならばあなたは皇太子だから』(p.100)
    ・「払われた多くの尊い犠牲は、一時の行為や言葉によって購えるものではなく、人々が長い年月をかけて、これを記憶し、一人一人、深い内省のうちにあって、この地に心を寄せ続けていくことをおいて考えられません」(p.131)
    ・「サンフランシスコ講和条約を受け入れることで独立した日本は、国際社会に(東京裁判を受諾すると)約束したわけですね。その約束を守るということは、とりもなおさず靖国へは行けないと。」(p.151)
    ・「昭和天皇と今の天皇の一番の違いは、普通の人に普通に話すことができるかどうかだと思います。」(p.164)
    ・「日本では、どうしても記憶しなければならないことが四つあると思います。(終戦記念日と)昨日の広島の原爆、それから明後日の長崎の原爆の日、そして6月23日の沖縄の戦いの終結の日」(p.170)
    ・「天皇の役割は、合理的なものの間を豊かに埋め尽くしていく非合理性にこそあるのではないかと思い始めたのです。」(p.185)

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