人生に必要なこと。それは、よく食べ、よく愛し合うことーー。19世紀フランスでベストセラーとなった食のバイブルを、『パリ 旅の雑学ノート』『料理の四面体』の玉村豊男が、原書の魅力が伝わるよう大胆に編集し、新訳。食の話題にとどまらず、恋愛を何よりも大切にするフランス文化のエッセンスが詰まった原文の妙味を解説。
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どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人か言い当ててみせよう。
有名な箴言がものがたるように、美食と人間に関する随想。フランス革命期の、時代の雰囲気が素晴らしい。
それに加えて、玉村先生の翻訳解説が素晴らしい。この構成、当然類似はあるのだろうけど、ツッコミにもにたユーモアあふれる解説が心地よい。美味礼讃を料理した、という事か。
どんな本を読んでいるか言ってみたまえ…
森茉莉さんの貧乏サヴァランを読んで、本家もいつか読もうと。
ダイエットのことで、炭水化物を食べるな!とか炭酸水を飲め!とか、今でも似たようなことを聞くからサヴァラン先生すげーって思いつつ読んだのでした(笑。
新訳だし、冗長な部分(自慢話など)大幅カット版ということで凄く読みやすかったです。
訳者さんの突っ込み…もとい補足解説も興味深かったですし。
美味しさを鼻腔で感じるという部分は、先日のテレビでやっていた「すすらないことで風味を4倍も損する」ってところであぁーって思ったり。
お寿司やさんが口に入れた瞬間にうまいって言わないでって言っていたのと通じるのかなぁ…とか(感想は咀嚼して飲み込んでから。
それから口中調味ね!カルチャーショックでした。日本人独特の食べ方だったとは…。
これもタイムリーにテレビでアメリカ人がカツ丼を食べるときに、上のおかずだけ先に食べてご飯と一緒には食べないのを見られたので「これね!」と。
うん、おもしろかったです。
岩波文庫版もそのうち挑戦してみようかなっ。
ブリア=サヴァランの代表作は読んでみたいと思っていたが,岩波版は立ち読みしたが,読み通せないと思った.本書は素晴らしい構想で原書を本当に読みやすい形にしてある.随所に挿入されている解説部分は場合によっては本文より面白い.これだけの本を書くこと自体,大変なことだが,それをバックアップしている食体験は凄い.グルメ(gourmet)はよく知られているがブリア=サヴァランはグルマンド(gourmand)大食漢であった.
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