1,232円(税込)
女でも男と対等の生活をしたいという夢を描いた『とりかへばや物語』。女手だからこそ子を失った悲しみを綴ることのできた紀貫之。おませな少女の会話をリアルに描いた『浮世床』。『古事記』『万葉集』から『枕草子』『平家物語』『徒然草』、さらに江戸文学まで、古典をこよなく愛する田辺聖子が、その魅力を縦横無尽に語る。
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上巻と同じく、タイトルや作者は聞いた事あるけど作品を読んだことはないな…というものばかりだったので、とても面白かった。
特に、とはずがたり、宇治拾遺物語、世間胸算用は現代語訳で読んでみたいと思った。
平安時代以前の作品を読むことが多かったが、江戸時代の作品にも触れてみたいと感じた。
平家物語から江戸の戯作と狂歌まで。学生の頃から苦手で、面白さも何もわからずにいい歳になってしまった。数年前、方丈記を読んで印象は変わったものの、そこまで。
それが田辺聖子さんの文章では、全てが生き生きと見えてくる。平安時代の貴族文学とはまた違う、武士社会の荒々しさや雄々しき文章の良さに惹き込まれる。
古典の入り口のこのシリーズを読んでいて、関西の人が関東の人を怖いと感じるのも納得。生粋の関東人である私も鎌倉時代に入った時点で、関東の人、荒々しくないか?と思ってしまった。そんな気分にさせてくれる、田辺聖子さんの世界。
それにしても、古典に疎すぎるなぁ、と改めて反省。
蕪村の句は綺麗な情景を起こさせて好き
人間らしい兼好も結構好き
江戸文学は全然馴染みないからもう少し触れてみたい
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