869円(税込)
夫が出稼ぎに発った晩から激しくなるばかりのからだのほてり。東北の海辺の町に住む35歳の浜浦登世は、自分でも不可解な性の衝動を抑えきれなくなり、幼なじみの英子に相談を持ちかける。やがて英子は病気で入院し、皮肉なことに登世はその留守中に近づいてきた英子の夫・聖次を受け入れてしまう。ある日、抱擁の現場を息子に覗かれ…。性に翻弄されて狂ってゆく平凡な女の運命。
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前橋の図書館で上下巻借りた。帰るまでに間に合わず、下巻は読まずに泣く泣く返却した。
方言がはげしい女の人が情欲に流されて不倫してしまうという状況、ぐるぐると頭のなかで回る。
下巻はどんどんこの女性が転落していくらしい。いやだなあ.....。
「自分の性に翻弄されながら次第に道を見失っていく無垢な女性を、愛情と共感をもって」書いてみようという作者の宣言がこの作品のすべてを語っている。
東北の海辺の街に小学生の息子、娘と暮らす登世。夫が東京に出稼ぎに出ている間、登世は夜の寂しさを紛らわすことが出来ず、自分は淫乱ではないかと悩み始める。
登世を次々と不幸が襲うという後半のストーリー展開は有島武郎の「或る女」や小杉天外の「魔風恋風」のよう。情事の現場を息子に見られる場面では、逃げていく息子の影を「悪魔」という言葉を用いて表現しているのが印象的だ。
主人公は登世(とよ)、35歳のパート主婦で夫は出稼ぎにでるため子供二人と家を任されていることが多い。その夫のいない生活で「淫乱」との出会いから変わっていく様を描いたストーリー。/ 主人公がかなり年上そして人妻ということあってかなかなか自分とはかけ離れている分、感情移入するのが難しかった。夫への愛と幼馴染の友達の英子の夫への不倫、そして夫では満たされない性への枯渇心とが葛藤しあう感じ・・・下巻でどうストーリーがピリオドを迎えるのか期待したい
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