

創業2005年。アイラ島に124年ぶりに誕生した蒸溜所。
キルホーマン蒸溜所は19世紀のアイラ島では一般的であったファームディスティラリー(農場蒸溜所)で、 使用するモルトの一部を自社の畑で栽培しています。
使用するピートももちろんアイラ島産でフェノール値は50ppmと非常にピーティです。蒸溜器は初溜2700L、再溜1500Lと非常に小さく、年間生産量はわずか15万Lほどです。
2009年にシングルモルトが初めてリリースされました。
■キルホーマン2013 マルサラカスクフィニッシュ

8年以上フレッシュバーボバレルで熟成をさせたのち、1年以上マルサラホグスヘッドで追加熟成を行いました。
色は鮮やかなオレンジゴールド。
ビターでスモーキーな味わいで焚火で温まっているような温もりを感じます。
■キルホーマンのこだわり

キルホーマンは、今では珍しい「ファームディスティラリー(農場型蒸留所)」です。アイラ島で唯一、ウイスキー作りの全工程を自社で行っています。
キルホーマンは創業当時、100%アイラ産を目指していました。
しかし世界的な需要増加もあり、自社栽培では全ての需要をまかなえないため、現在麦芽は、アイラ島産30%、残りは精麦工場から購入したものを使用しています。しかしそれ以外の水やピートはすべてアイラ産。
大麦の栽培から、モルティング、蒸留、熟成、ボトリングに至るまでこだわり、上質なウイスキー作りに情熱を注ぐクラフトウイスキーの先駆けとなっている蒸溜所です。
■飲み方

■味わい

香り:オレンジピール、木製テーブル、歴史のある居酒屋の木のカウンター。
味わい:シナモン、パンプキンパイ、レザー、ウッディ、リコリス、山小屋の脇の燻製小屋。
