お陰様で復活致しました!
長門市の国道191号沿いにある飲食店「まんどや」は地域で愛されている「湯免もなか」を製造販売しています。夏みかんをあしらった皮の中には上品な甘さの白あんがたっぷり詰まっており、口に入れると柑橘の爽やかな香りが広がります。
こちらの「湯免もなか」、菓子職人だった現製造者の父親が三隅町(現在の長門市三隅)の新しいお土産品にしようと1995年頃に開発し人気を集めたものです。しかし、眼病が進行し2014年頃にやむなく製造を断念したのです。
当初、娘さん二人は父親の後を継ぐつもりだったのですが、重労働を理由に父親から何度も断られていました。その後、元々もなかを販売していた小売店から飲食店へと業態転換し、姉妹で飲食店営業を続けていましたが、地元から復活を望む声が相次いだことを受け、考えを改めた父親から作り方を学ぶことができ、2016年に製造販売を再開しました。現在も当時と変わらず手作業で丁寧に作り続けています。