1,034円(税込)送料無料
この商品が関連するクーポン・キャンペーンがあります(10件)開催中のキャンペーンをもっと見る
※エントリー必要の有無や実施期間等の各種詳細条件は、必ず各説明頁でご確認ください。
愛する者と結ばれ、母となったエリン。ある村で起きた闘蛇の大量死の原因究明を命じられ、行き当たったのは、かつて母を死に追いやった禁忌の真相だった。夫と息子との未来のため、多くの命を救うため、エリンは歴史に秘められた真実を求めて、過去の大災厄を生き延びた人々が今も住むという遥かな谷を目指すが……。(講談社文庫)
とどめようもなく過ぎゆく時の流れ。残酷なまでに。
<降臨の野(タハイ・アゼ)>の奇跡から11年。物語は今、さらなる地平へ。
愛する者と結ばれ、母となったエリン。ある村で起きた闘蛇の大量死の原因究明を命じられ、行き当たったのは、かつて母を死に追いやった禁忌の真相だった。夫と息子との未来のため、多くの命を救うため、エリンは歴史に秘められた真実を求めて、過去の大災厄を生き延びた人々が今も住むという遥かな谷を目指すが……。
愛する者と結ばれ、母となったエリン。ある村で起きた闘蛇の大量死の原因究明を命じられ、行き当たったのは、かつて母を死に追いやった禁忌の真相だった。夫と息子との未来のため、多くの命を救うため、エリンは歴史に秘められた真実を求めて、過去の大災厄を生き延びた人々が今も住むという遙かな谷を目指すが…。
上橋菜穂子(ウエハシナホコ)
1962年東京都生まれ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞をダブル受賞した『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズ、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)、ほか著書、受賞多数。2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1、2巻はリアル店舖で購入したのですが、直ぐに読んでしまったので書店で購入しようか迷った末楽天BOOKで購入しました。
この作品はとにかく面白い!!
3、4巻は結末を望む声が多くて書かれた作品らしく、TVで放映された続編になるらしいですが
どこで読み止めたらいいのか…先が気になって読むのを止める事が出来ない(笑)
古本でも良かったのですが実店舗でもネットでも手に入れる事が出来ないんですよね~
それ位人気の本です♪
読むなら4巻まとめて読み始める事をお勧めします(^^)
10人が参考になったと回答
どうもファンタジーと名のつく作品は苦手意識があったのですが、これは面白い!
当初は1・2巻で完結した作品のようですが、リクエストが多く作者が悩んだ末に少しあいだを明けてから執筆したようです。
ファンタジーの中にも非常に現実的な人間関係、組織が描かれており、さすが「国際アンデルセン賞」を受賞した作品だなぁと感心します。530ページほどで厚い文庫ですが、続きが気になって一気に読みました。
7人が参考になったと回答
明かされていく過去とその末に恐ろしい気配を感じ取りながらも、主人公の道が後戻りすることはない。母親が飛び出したのもさもありなんというかの連中の閉鎖性はすげー気持ち悪い。
0人が参考になったと回答
『獣の奏者 3 探求編』上橋菜穂子著 - 深まる世界観とエリンの成長
上橋菜穂子による『獣の奏者 3 探究編』は、シリーズを通して描かれてきた主人公エリンの成長と、獣たちとの関わりをより深く掘り下げた作品です。本作は、単なるファンタジーの枠を超え、多層的なテーマを展開しています。特に、エリンの内面的な成長と、彼女が直面する新たな課題が丁寧に描写されており、読者はその過程に深く引き込まれます。
登場人物たちの成長
本作の魅力の一つは、登場人物たちの顕著な成長です。エリンはもちろん、彼女を取り巻く人々もまた、それぞれの変化を遂げます。前巻までで描かれた獣たちとの絆や人間社会との対立に加え、今巻では「知識の探求」が重要なテーマとして際立ちます。エリンの「命を守りたい」という強い意志が、単なる感情から理論的な知識へと昇華していく過程は、読者に深い感銘を与えるでしょう。
また、新たに登場する個性豊かなキャラクターたちも、物語に重要な役割を果たします。彼らの意志と行動が、エリンの成長にどのように影響を与え、彼女が世界をどのように理解していくのかは、シリーズ全体を通しての重要なテーマの一つです。
緻密な世界観と時代背景
『獣の奏者』シリーズの大きな特徴は、その緻密に構築された世界観です。上橋菜穂子は、ファンタジーという枠組みを超え、現実世界の社会問題や倫理観を巧みに物語に組み込んでいます。本作では、「獣と人間」「自然と人間」の関係がさらに掘り下げられ、エリンは獣たちとの共生を目指し、新たな知識を求めて旅を続けます。特に、獣たちの「命」の価値と、それに対する人間社会の態度が重要なテーマとして扱われています。
物語の舞台は、決して理想化された世界ではありません。上橋菜穂子は、このファンタジー世界を通して、現実世界でも直面している環境問題や動物倫理といったテーマを読者に提示し、深い印象を与えます。エリンが新たな視点から世界を見つめ直し、獣たちとの関係を深めていく過程は、私たち読者にとっても示唆に富んでいます。
物語の背景にある創作意図
上橋菜穂子が『獣の奏者』シリーズを執筆するにあたり、中心的なテーマとなったのは「命」と「共生」です。上橋は、自然との調和、人間と動物との関係性に強い関心を抱き、それを作品に反映させています。物語が進むにつれ、エリンが目指すのは単なる知識の獲得ではなく、より良い未来を創造するための理解と共感に基づく行動であることが明らかになります。この点が、シリーズ全体のメッセージ性を高めています。
本作の背景には、自然界の厳しさ、そしてそこに潜む人間の無知と無理解に対する鋭い批判が込められています。獣たちが抱える過去の秘密や、彼らとの共存を求めるエリンの姿勢は、単なるファンタジーではなく、現実世界における「共生」や「調和」について深く考えさせられるものです。
現実と共鳴するテーマ
『探究編』では、エリンの成長と共に、物語が持つテーマがより一層深みを増していきます。「命の尊厳」と「環境との共生」というテーマは、現代社会が抱える問題と密接に関連しています。人間の力が及ばない領域での調和を目指すエリンの姿勢は、環境保護や動物倫理といった現代的な問題と共鳴します。作中で描かれる「命のつながり」や「人間の過ち」は、単なる物語の一部にとどまらず、現実社会に対する深刻な問いかけとして読者の心に響きます。
物語の進行に伴い、エリンは少女から知識を深め、成熟した人物へと成長します。彼女が直面する問題は、現実社会の問題と深く結びつき、読者に深い感銘を与えるでしょう。
まとめ
『獣の奏者 3 探究編』は、上橋菜穂子が描くファンタジー世界の深層をさらに掘り下げ、登場人物たちの成長を丹念に描いた作品です。エリンの知識を求める姿勢と、それに伴う内面的な成長は、物語を単なる冒険譚に留めず、現代社会における重要なテーマを浮き彫りにします。獣たちとの関係、人間社会の未来、そして命の大切さに対する深い洞察が本作を際立たせており、シリーズ全体のメッセージが力強く表現されています。
闘蛇編と王獣編を読んで2年以上が経ってしまいました。
その間、鹿の王シリーズを読破しているし。なぜ…
王獣編のラストが完璧だったからかもしれません…
2年以上経っていますが、わりと覚えていてすぐ物語に入り込むことができました。
やっぱりとても面白い。
しかし、ずっとどこか切なくて安心ができない。
エリンとイアルの二人が家族であるからこそ選んだ選択。
どうか幸せな未来であってほしい。
今度は間を開けずに完結編読みます!
エリンとイアルが一緒になってよかったぁ
っていうのと同時に、エリンは神々の山脈に行くんだろうなって思っていたので最後の展開にはびっくり、だけど息子を1番としつつも世界に向き合うエリンの今後が早く読みたい
※1時間ごとに更新
結城 真一郎
649円(税込)
茨木 のり子
880円(税込)
村上 春樹
990円(税込)
大宮 エリー
638円(税込)
村上 春樹
935円(税込)