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世界地図を読み直すー協力と均衡の地政学ー(新潮選書) (新潮選書) [電子書籍版]
北岡伸一

1,430(税込)

商品情報

  • 著者:   北岡伸一
  • レーベル:   新潮選書
  • 発売日:   2019年11月15日
  • 出版社:   新潮社
  • 商品番号:   4340008042671
  • 言語:   日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

商品説明

内容紹介

大国の周辺国から国際秩序を見直せば、まったく新しい「世界地図」が立ち上がる。フィンランド、ウクライナ、アルメニアを歩けば、「ロシア」の勢力圏構想が浮き彫りになる。ミャンマー、東ティモール、ザンビアを歩けば、「中国」の世界戦略が見えてくる。国際協力と勢力均衡の最前線で考えた「21世紀の地政学」。


商品レビュー(10件)

総合評価
 3.30

楽天Koboのレビュー

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ブクログのレビュー(10件)

  • 評価5.005.00
    投稿日:2022年09月30日

    著者の北岡伸一さんは東京大学法学部教授、日本政府国連代表部次席代表や国際大学理事長、JICA理事長、政策研究大学院大学客員教授と歴任されており、日本の外交を最もよく知る人の一人である。
    本書は北岡さんの実際に訪れた国での経験をベースに、日本の外交がどうあるべきか、大国とどのように付き合っていくべきなのかを記述している。地政学について造詣が深いわけではない私が読んでも理解しやすく、読みやすい本である。地政学ビギナーが初めに手に取る本として、とっつきやすくていいのではないか。
    外交は二国間で語られることが多い。例えば、日米関係、日中関係、日露関係、日韓関係など。しかし本書では、外交がマルチになってきている今こそ、二国のみに注目するのではなく、その周辺国まで含めて理解することで、日本の国際的な立ち位置を見極めることが外交上重要と説く。

    本書の構成は以下の通り
     序章 自由で開かれたインド太平洋構想――日本の生命線
     第1章 ロシアとその隣国たち――独立心と思慮深さを学ぶ
      ジョージア、アルメニア、ウクライナ、トルコ、フィンランド、バルト三国
     第2章 フロンティアとしてのアフリカ――中国の影と向き合う
      ウガンダ、アルジェリア、南スーダン、エジプト、ザンビア、マラウイ
     第3章 遠くて近い中南米――絆を強化するために
      ブラジル、コロンビア
     第4章 「海洋の自由」と南太平洋――親密な関係を維持できるか
      パプア・ニューギニア、フィジー、サモア
     第5章 揺れるアジア――独裁と民主主義の狭間で
      ミャンマー、ベトナム、東ティモール、タジキスタン
     終章 世界地図の中を生きる日本人

    日本の脅威となるロシア、中国を中心に、彼らの影響力や脅威が世界でどのように効いているのかを書き出している。その上で、日本の立ち振る舞いがどうあるべか、を意見を述べている。
    著者の見識は的確で、例えば「ロシアは安全保障に敏感な国、四方から包囲されているという被害意識が強い」という認識は、ロシア隣国の国民として必ず持っておかないといけないと思う。まさにそこを見誤ってしまったのがウクライナであった(西側諸国が煽ったのもあるが)。大国と隣り合う国の安全を保つためには、相手のことを正しく理解して、逆鱗に触れない立ち回りが求められる。

    私としては、日本という資源を持たない、国土も狭い小国が生き延びていく生命線は、日本を支持してくれる国を増やすことだと思っている。日本という国を理解して友好的な関係を築いてくれる人材を世界中に作ることが、広義での安全保障につながる、という著者の意見は完全に賛同する。領土問題など、直接的な利害関係を持っている国との友好関係を作るのは絶妙な距離感が必要であるが、第三国と友好関係を作っておくことは、国際社会の中でのプレゼンスを高め、これが日本という国を守ることにつながると思う。
    日本国内では海外にお金を使いすぎ、という批判が出ることもあるが、これは保険のようなものなので、予算の中で一定の支出を国外に使うことは必須と思う。これまでに日本が築いた日本の信用を落とさないような振る舞いを今後も政府には期待したい、国民も理解すべきかと思う。

  • 評価4.004.00
    投稿日:2022年09月13日

    しばらく人気で、2種の図書館でなかな空きに出くわさなかった本。
    著者への興味から、読んでみたかったもの。
    真面目な話が、経験や史実を基にして軽めのタッチで書かれているもので、この本の雰囲気にしては、読みやすかった。

    一部、JICAの宣伝??というような面もあったが、 全体的には、複数の立場の視点から、著者が国際情勢をどう思うか、ということがまとめられていて、面白かった。
    留学生受け入れの大切さ、外交力を高めるための語学力の必要性、中南米と日本研究における学術交流の可能性、~スタンの中央アジアの国々の成り立ちが国によって実はかなり違うこと(カザフだけペルシャ系とか!)、国土が山で分断されてしまう国の統治の困難さ、などが興味深かったり、対ロシアの考え方含め、今のウクライナ情勢とほぼ同様なことがこの時点ですでに生々しく語られており、改めて、この話は今に始まったことではないのだなぁと思ったり。

    こういうのを読んでいると、ホント、組織トップというのは、ポリシーがあって「おしゃべり」が上手な人が向いているのだなぁと思う。
    私にゃ向いていない感満載。

  • 評価1.001.00
    投稿日:2022年05月02日

    令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。

    評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、時間が取れず読了できなかったためにこの評価になっています。

    2022年5月2日作成

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