

創業2005年。アイラ島に124年ぶりに誕生した蒸溜所。
キルホーマン蒸溜所は19世紀のアイラ島では一般的であったファームディスティラリー(農場蒸溜所)で、 使用するモルトの一部を自社の畑で栽培しています。
使用するピートももちろんアイラ島産でフェノール値は50ppmと非常にピーティです。蒸溜器は初溜2700L、再溜1500Lと非常に小さく、年間生産量はわずか15万Lほどです。
2009年にシングルモルトが初めてリリースされました。
■キルホーマン アルマニャック 2014 ダブルカスクフィニッシュ

キルホーマンでは日本初といってもいい、アルマニャックカスクでフィニッシュしたシングルモルトです。
※アルマニャックは、コニャックと肩を並べるフレンチブランデーの1つで、コニャックよりも野性的でパンチの強い味わいが特徴です。
別々のバーボンカスクで6年間熟成させた2樽をヴァッティングし、400リッターのアルマニャックカスクで1年間追加熟成。
バーボンカスク由来のバニラ、カスタード、アルマニャックカスク由来のレーズン、シナモン、香木のような香りをお楽しみください。
■キルホーマンのこだわり

キルホーマンは、今では珍しい「ファームディスティラリー(農場型蒸留所)」です。アイラ島で唯一、ウイスキー作りの全工程を自社で行っています。
キルホーマンは創業当時、100%アイラ産を目指していました。
しかし世界的な需要増加もあり、自社栽培では全ての需要をまかなえないため、現在麦芽は、アイラ島産30%、残りは精麦工場から購入したものを使用しています。しかしそれ以外の水やピートはすべてアイラ産。
大麦の栽培から、モルティング、蒸留、熟成、ボトリングに至るまでこだわり、上質なウイスキー作りに情熱を注ぐクラフトウイスキーの先駆けとなっている蒸溜所です。
■飲み方

■味わい

香り:心地良いスモーク、バニラ、ミンティー、ベーコン、セージスパイス。
味わい:骨太、ラプサンスーチョンの紅茶、茶葉の甘み、パワフルなピート、牛のステーキ、甘草。
