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地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆる訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作!
カード,オースン・スコット(Card,Orson Scott)(カード,オースンスコット)
1951年、ワシントン州リッチランドで生まれる。その後、カリフォルニア州、アリゾナ州、ユタ州で過ごし、ブリガム・ヤング大学とユタ大学で学ぶ。現在は、妻とともにノースカロライナ州グリーンズボロに住んでいる。アナログ誌1977年8月号掲載の短篇「エンダーのゲーム」でデビュー。この短篇を長篇化した『エンダーのゲーム』とその続篇『死者の代弁者』で二年連続してヒューゴー賞とネビュラ賞を受賞する。以後、SFだけでなく、ノンフィクションやファンタジイ、歴史小説、普通小説と幅広い活躍を続けている
田中一江(タナカカズエ)
東京女子大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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文字が大きい、余白が大きい。
文字小さくして密度上げれば一冊に収まったのでは?
名作と言われてる程は、面白みが分からず…
この話を映像化しても地味な話しになりそうだけど、下巻を読めばもう少し熱い展開になるのかな?
天才的な才能を持つ少年の成長物語である。異星人バガーの侵略に対抗可能な戦闘員を育成するために設立されたバトル・スクールに入学させられたエンダー・ウィッギンが、数々の試練をクリアしながら自身の才能を開花させていく……という書き方をすれば聞こえはいいが、作中これでもかと主人公に対する追い込みが執拗に続くので、なかなかつらい気持ちになる。こうした困難を乗り越えていく主人公の成長が本作の主軸ではあるのだが、むしろ無重力空間における身体操作や戦闘方法の描写が緻密なところや、作中に登場する「デスク」によるゲームの描き方、本作が書かれた時代にはまだ想像の領域だったであろうインターネットの状況が現在の目で見ても違和感を感じないところなどの方が驚きが大きかった。しかし、特段大きな展開もなく主人公が課題をクリアしてステージが上がって……という過程が繰り返されるので、SF特有の高揚感をあまり感じなかったのだが、物語としては主人公エンダーがディンク・ミーカーと話すあたりから俄然面白くなってきて、本巻の終盤でのピーターとヴァレンタインの動きで今後の展開がとても楽しみになってきた。下巻に期待。
ヤン・ウェンリーでありアムロ・レイでもありシャア・アズナブルでもある可能性を持つエンダーのニュータイプ能力? を覚醒させるため軍はあえて彼を孤立させる。子どもたちの敵視は続くがエンダーはそう簡単にはやられない。
ピーター、ヴァレンタインも含めておそるべき三きょうだい。
■エンダーのゲームについての簡単なメモ
【アーライ】バーナードの取り巻きの一人だがエンダーの能力を認めているし自身の能力も高い。
【IF/インターナショナル・フリート】国際艦隊。
【遊び道具】《そして、遊び道具は――ゲームがひとつだけだ》p.58
【アンドルー・ウィッギン】→エンダー
【ヴァレンタイン】エンダーの姉、ピーターの妹。エンダーの理解者。エンダーは彼女を慕っている。そこが軍にとっては問題やった。人の美点を刺激することでコントロールする能力を持つ。
【エンダー・ウィッギン】主人公。本名はアンドルー・ウィッギン。ヴァレンタインがそう呼んだ。「終わらせる者」の意味? 物語開始時六歳。戦争の天才かもしれないと大人たちは考えている。
【グラッフ大佐】戦闘訓練基地で初等訓練の指導をしてはる。
【サード】第三子。この世界は二人以上の子どもをつくってはいけないことになっている。
【サラマンダー隊】新入生の間でようやくうまくいきかけていたエンダーがそこから引き離されて配属された隊。
【シェン】バーナードのいじめの対象になった小柄な少年。
【出産】エンダーは第三子だが本来ならこの人数は違法のようだ。ピーターが優秀そうやったからか両親の遺伝子的な何かで第三子まで生むことができた。
【スティルスン】いじめっ子。
【ダップ】エンダーたちの部屋のメンバーの世話係。
【ディンク・ミーカー】ラット隊の小隊長。優秀でエンダーを認めた。
【二流】二流にできるのは一流を育てることと権力に酔うことくらい。
【バーナード】いじめっ子気質。エンダーにちょっかいを出して腕を折られる。フランス系で自分のことをベルナルドと言う。
【バガー】敵性異星人? 前回の襲撃は八十年前でメイザー・ラッカムがいなければ人類は滅亡していたと思われる。そして今メイザー・ラッカムはいない。
【不承諾家庭】二人以上の子どもをつくらないという世界的な決まりを守らない家庭。税金も重くなるしいろいろ苦労する。国レベルで不承諾なポーランドは国際的な制裁を受けている。
【ピーター】エンダーの兄。戦闘訓練基地に行けなかった。人の弱点を突くことでコントロールする能力を持つ。
【ペトラ】サラマンダー隊のメンバー。唯一の女子。狙撃の技術が高い。
【ボンソー】サラマンダー隊の指揮官。規律を重んじる。というより皆を自分に従わせたいタイプ。
【メイザー・ラッカム】あらゆる不利を覆した名司令官。
【ローズ・ド・ノーズ】ラット隊の隊長。あまり優秀とは言えない。
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