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年末、憂鬱な気分で実家に帰省した尚哉。複雑な気持ちを抱えながらも、父と将来の話を交わす。
翌日、散歩に出た先で、尚哉は小学校時代の友人の田崎涼と出会う。
何気なく民俗学研究室や高槻の話をすると、後日高槻の元に涼の兄から相談が。
勤務先の小学校で「モンモン」という正体不明のお化けの噂が立ち、不登校の児童も出ているという。
怪異大好きな高槻は喜ぶが、その小学校は苦い思い出が残る尚哉の母校でーー。(第一章 押し入れに棲むモノ)
「幸運の猫」がいるという旅館に、泊まりがけで出掛けた高槻、尚哉、佐々倉。
何故かスキーをすることになり、大いに戸惑う尚哉だが、高槻と佐々倉に教えてもらい、何とか上手く滑れるように。
休憩所で宿泊客たちと歓談していると、うち一人が「昔会った雪女を探しに来た」と言いーー?(第三章 雪の女)
夢で死者に会う!? 雪山で高槻と尚哉が見たものとはーー。
異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、未来を望む第8弾!
第一章 押し入れに棲むモノ
第二章 四人ミサキ
第三章 雪の女
年末、憂鬱な気分で帰省した尚哉。複雑な気持ちを抱えながらも、父と将来の話を交わす。翌日、散歩に出た先で、尚哉は小学校時代の友人の涼と出会う。何気なく民俗学研究室や高槻の話をすると、後日高槻の元に涼の兄から調査依頼が。勤務先の小学校で「モンモン」という正体不明のお化けの噂が立ち、不登校の児童も出ているという。怪異大好きな高槻は喜ぶが、その小学校は苦い思い出が残る尚哉の母校でー。未来を望む第8弾!
澤村御影(サワムラミカゲ)
神奈川県横浜市出身。女性。2016年に第二回角川文庫キャラクター小説大賞(大賞)を受賞した『憧れの作家は人間じゃありませんでした』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
嘘を聞き分ける耳を持ってしまった尚哉とちょっと残念なところがあるイケメン准教授高槻の民俗学をからめたミステリ8作目。第1章 押し入れに棲むモノ では年末憂鬱な気分で帰省した尚哉。ある日を境に嘘が聞き分けられる耳になったが故に家でも学校でも孤独になり辛い思いをしていたが、多くを語らない両親が実はまだ心配してくれていることを知る。犬の散歩中に出会った幼馴染との会話がきっかけで高槻のもとにモンモンの調査依頼がくる。子供たちのちょっとした悪意から広がる怪異の世界。尚哉には苦い思い出が多い母校での調査。あぁこういうことだったのね、と読み進めると最後にきて読み手もざわりとする。本物が近寄っているんだ。そして今作もまたもう1人の高槻に守られる尚哉。でも守られるだけじゃない、高槻を守るため強い言葉も発する尚哉の成長が見られてなんだか母になった気分で次作を読むぞ。
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いま8巻読んでます。高槻先生と深町くんに癒されます。怪異なストーリーも興味深いし、深町くんがどんどん強くなっていくのが嬉しい!高槻先生の秘密も気になりますね…
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このシリーズ大好きです。ずっと書き続けてほしい。
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2022年出版。シリーズ第8作。当初は「あれ?これって怪異モノじゃないの?」と思うほどに「疑似怪異の現実事象」だったが…。終盤で、次回作も必ず読みたくなるような設定・展開・構成で、上手いことやられちゃうなぁ…と思う。けど、やっぱり読んじゃうんだよねぇ。主人公の謎に関しては進展は無いが、それでも読者を離さない力を感じちゃいました。ちょっと悔しい。
今回のストーリーはいずれも人が起こした事件。だけどその傍らに怪異が潜んでるというお話。
高槻と喧嘩中の佐々倉
尚哉の帰省
高槻家の家政婦さんとの再会
尚哉の炬燵事情 などなどプライベート部分が盛り沢山で楽しく読めました。
『もう一人の高槻』も頻繁に登場。
特に雪山で尚哉が『もう一人の高槻』を叱りとばすシーンが印象に残りました、
嘘を聞き分ける耳をもつ大学生・尚哉と都市伝説や怪異を研究する教授・高槻のシリーズ8作目。
どの話も面白かったが、少しばかりのもやもやも感じる部分もあった。第一章「押し入れに棲むモノ」では、尚哉が偶然再会した小学校時代の友達の涼に高槻のことを話したきっかけで、涼の兄から勤務先の小学校で子どもたちが怯えている"モンモン"という妖怪について相談される。
最初に"モンモン"の話をした広川くんを馬鹿にした大多数の子どもたちの"悪意"。そちらの方が、"モンモン"よりもずっとおぞましいものだと思う。給食袋を破かれた真相を増田が知ったところで、改心するのだろうか。むしろ、周りを扇動して芦谷さんのことを攻撃しようとするのではないかと感じた。それに、芦谷さんが周りを説得したからといって、広川くんを傷つけないように受け入れるクラスになるのかも疑問。広川くんは、中学校から心機一転違うところに行った方が良いのでは?
第ニ章「四人ミサキ」では、高槻の従弟・優斗から妻の知人に起きた、亡くなった友人の呪いと思われる"怪異"についての相談がある。
亡くなった友人・美紗紀の父親がひたすら不憫に感じた。小説家なら、何も言わずに死んでいった妻を美化した思い出として昇華したとしてもそこまで責め立てられることだと思えない。娘を見捨てて、かつ亡くなったあとも自分たちの心配しかしていない娘の友達に嫌味を言ったとしても親として仕方がないのではないかと思う。何が悪いの。美紗紀の病床の苦しみを見てもいないのに、"友達"として父親に逆ギレをかましているようにしか見えない光莉には釈然としない。これから先、美紗紀のことを忘れずにいられるのか、もっと元の友達を爪弾きにしたことを反省してくれたら良いのにと思った。
第三章「雪の女」で現れた志乃。"八百比丘尼"の沙絵に引き続き"雪女"の登場。本物の怪異の続出がこの先、"異捜"が高槻と尚哉に関わってくる契機になりそうで、物語の新たな展開が示唆された。個人的には、単なる"怪異"の謎解きがメインの話の方が好みだが。
※1時間ごとに更新
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