子どもの頃に塾の国語のテスト文としてファーブルを読んで面白かった覚えがあるだけで、特に昆虫好きだった訳でもかいが絶対面白いという確信があったので読んだ。

昆虫というのは卵を生みっぱなしにするものだと思っていたので、夫婦で子育てをするダイコクコガネがとてもかわいくほほえましく思えた。また、子育てをするのであれば、親からの学習が昆虫でもあるのかもしれなく、知的好奇心が刺激された。他の昆虫本も読みたい。
ツチハンミョウの生態研究はまさに執念で、地道なトライアンドエラーと記録とめげない心に尊敬の念を禁じ得ない。また、ファーブルを支えた人たちのエピソードも入っていて心温まる。いい人だったんだろうなと思う。
全てのファーブルを読みたい。ところで、ファーブルの一人称ではないのだけど、こういうものだったか、それともこの奥本さんのシリーズがこうなのか分からない。他のシリーズも確認したいが、ほとんど奥本さんが編者になっているようだ。