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第1章 どのように機械時計は動くか(表輪列/裏輪列 ほか)/第2章 どのように歩度は決まるか(時計における等時性とは/等時性の実際 ほか)/第3章 どのように振り角は決まるか(機械時計のエネルギー/てんぷでのエネルギー消費 ほか)/第4章 どのように歩度は測られるか(刻音/刻音によるコーアクシャル(同軸)脱進機の分析 ほか)/第5章 これからの機械時計(近年のイギリス時計事情/クロノグラフと発停誤差 ほか)
小牧昭一郎(コマキショウイチロウ)
日本時計研究会・技術顧問。1934年生まれ。東京大学工学部応用物理学科計測工学専修卒業。1958年第二精工舎入社、主として時計の設計、研究に従事。機械時計の研究領域ではスイス天文台コンクールへのコンクール時計の提出を担当、クオーツの開発では研究開発・設計部長などを歴任。2010年日本時計学会より、当該年度に提出した論文「ひげぜんまい重心移動の理論と実際ー内端カーブの効果の最適化」で青木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
B5サイズ・264頁のハードカバーの本で、いわゆる一般的なサイズより大きい本です。
本が大きいため、文字や図・写真も多少大きめになっており、読み易いです。文字が小さくて眉間にシワを寄せながら、という感じはありません。値段は一般的な本と比較すると大幅に高いですが、内容の濃さから考えれば、むしろ安いと言えます。
そもそも、精度ではクォーツ時計に絶対に敵わない機械式時計に何故魅力を感じるのか?
不正確な割にクォーツ時計よりも高価であり、数年毎のオーバーホールも必要な「カネのかかる時計」のどこがいいのか?それは、多分、小さな腕時計の中に、ロマンが詰まっているからだと思います。
たかが「ぜんまい」と「歯車」の組み合わせだけで、万物を支配する「時間」を見せてくれるから。何やら複雑で難しい機構でそれを表現している賢さ、凄さ。そこに魅力を感じるのではないでしょうか。
また、精度では敵わないかもしれないけれど、目に見えない電気の力で動いているクォーツ時計より、目に見える「ぜんまい」と「歯車」で動いている機械式時計のほうが、親しみを感じる。放っておいても勝手に動いているクォーツ時計と違い、「手間がかかる」生き物感が良いのだと思います。
そんな機械式時計に魅かれてしまった人は、いずれ、内部の構造も理解したくなるというものですが、この本は、そんな欲求に、ストレートに応えてくれます。著者は変に内容をゴマかしたりせず、誠実に書いていますので、その分、読者も、著者の真っすぐな内容を受け止める誠実さが求められます。
最近では、youtubeなどで機械式時計内部の動きを解説した動画色々もありますので、動画でイメージを高めながらこの本を読むと理解しやすくなると思います。硬派な時計ファンの方にオススメです。
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