今や「財政再建のために増税は仕方がない」と思っている国民も多いが、それは財務省による洗脳、つまりマインドコントロールにかかっているからである。実際に、増税をしなくても、財政再建はできる。財務省は大嘘をつき、政治家や国民にとんでもないマインドコントロールを仕掛けているのだ。本書では、財務省の嘘を暴き、日本の政治が増税なしでもうまくいく方法を具体的に提示。専門用語を使わず、わかりやすく解説してあるので、政治、経済の現状から裏側まで理解できる。日本国民全員が読むべき、政治、経済の書。
●【要約】6つ
・経済成長すると、税収が増加して、財政再建ができる。しかし、財務省はデフレ下で増税をして、デフレ不況を深刻にしたので、税収が減少して、財政赤字を深刻にした事が大問題。財務省の財政再建の方法が間違っている。
・みんなの党の幹事長だった筆者はアベノミクス前に、デフレ脱却の為、1:金融政策(インフレ目標2%)、2:財政政策、3:規制改革、で名目経済成長を4%(政府と日銀の共通目標)を目指す。
・菅直人総理と野田佳彦総理は、財務省の(増税の)操り人形。(財務大臣の在任中に、デフレ下なのに、復興増税と消費税増税5%→10%を洗脳済み。「不況時に、減税。好況時に、増税。」のケインズ政策の常識に反する。経済学の基礎知識がないので、洗脳し易い。)
・財務省の「裏部隊工作」による人格攻撃は尋常ではない。
・財務省は政府内(他の官庁)を植民地にする。他省庁の事務次官(トップ)や官房長に財務省出身の役人が就く。人事院の給与課長や内閣法制局長官も。予算の建前に、他省庁に役人を出向させ情報を握る。(全ての官庁の予算、人事、組織、法務、監査部門を握る。)
・筆者は財務省の「人事とカネ(予算編成権)」の支配(独裁)に対し、1:経済財政諮問会議(予算編成に関わる経済政策の司令塔)、2:内閣人事局(内閣官房が人事を担当)、3:内閣予算局(内閣官房が予算を担当)、4:国税庁の分離(他の媒体で)が解決策。
●【感想】3つ
・筆者(当時の通産省、現在の経産省の官僚)は、1996年~98年「橋本行革」(中央省庁等改革基本法の成立)に、橋本龍太郎総理の秘書官で、「総理の知恵袋」(大蔵省の再生案を提案)として活躍した!逆に、今でも財務省にとても恨まれている。
・2013年、みんなの党の賛成で、6票差で日銀副総裁に「リフレ派(デフレ脱却する考え方)の理論的支柱」の岩田規久男が国会人事で承認され、アベノミクス(インフレ目標2%)が実現。安倍政権は参議院で過半数がなく、功績!
・立憲民主党で消費税減税、食料品減税を目指す。
●【目次】
はじめに
【序章】
【第1章】「増税しないと破綻」キャンペーンの嘘をあばく!
第1節 財務省による10の「増税マインドコントロール」を解く
第2節 増税しなくても、10年間で80兆円も賄える!
【第2章】財務省支配のカラクリ
【第3章】この国のかたちを変える!
あとがき
0人が参考になったと回答
ランキング情報がありません。
ランキング情報がありません。
※1時間ごとに更新
滝澤ななみ
1,650円(税込)
テスタ
1,760円(税込)
越川慎司
1,650円(税込)
滝澤ななみ
3,300円(税込)
あべ むつき
1,980円(税込)