715円(税込)
尼山の祠に奉納する舞の舞手に選ばれた尼山顔氏の長の末娘顔徴在。激しく降りしきる雷雨の中、無我の境地で舞い続ける徴在に、激しい光が下り立った。彼女を包み込んだ尼山の神。その神が彼女に告げたのは、一生一人であることを運命づけられた彼女が、「三年後、子を生むことになる」という驚くべき「命」だった……。孔子出生の秘密がいよいよ明らかになる、空前絶後の第10巻。
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陋巷に在り 第10巻
本シリーズの重要な登場人物、孔子の秘密を明かす。
孔子、顔儒のルーツにきりこんでいく。
長いなぁーと思いつつも、物語は着実に進行する。
顔回の方は妤の回復を待ち、伯牛の病を治そうと医鳥兒を連れていく。
妤の回復は著しく、太長老のもとに出入りするようになる。
そこで明らかになっていくのは、孔子の驚くべき出生の事情だった。
妤のお転婆ぶり復活。
若き日の徴在(孔子の母)もいわば跳ねっ返り娘だが、やはり妤とは違う雰囲気を持つ。
作家の書き分けの技に驚く。
一方、孔子サイドの物語は、成城の取り壊しの件の膠着状態が続く。
取り壊しを何としても止めさせたい城宰、處父は、息を吹き返しつつある少正卯、悪悦と手を結ぶ。
膠着状態の背後で、緊張感が高まって、次の巻へ。
そういえば、この巻には南伸坊の挿絵集がない。
ちょっと寂しい。
お盆休みに、一日一冊。
さて、週末までに読み終われるか?
この巻では孔子の母徴在の話が中心となり、孔子出生の秘密が明らかになります。あと医げいも相変わらず大活躍ですが、顔回の影はちょっと薄いかなあ。
にしても65歳と16歳のカップルってのは凄いですなあ。
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