露大統領の北方4島の訪問を許した結果、領土問題の解決は遠のき、空母建造を宣言した中国の海洋権益の拡大志向はとどまるところを知らない。外交の世界史的転換点にあって、失策と敗北を重ねた民主党政権下、日本外交は何を間違えたのか。インテリジェンスの生命線を担うべき外務官僚達の、目を覆う破廉恥な生態を指弾する一方、未来への処方箋を熱く示す。古巣へ下す言葉の鉄槌。
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書店に並ぶ著者写真の圧倒的な存在感に興味を持っていたが、しばらく積読だった。しかし小説『チャイナインベイジョン』を読了してふと読んでみたくなった。ムネオは悪い奴だと思っていた。機密費を横領する外務省職員も、政権交代したハトヤマもそうだった。しかし、もしかするとそれは報道などで悪いと思わせられていたのではないかと感じた。だが、外務省の情報部門にいた著者の言葉もすべて信用して良いのかという思いもある。事実は一つだけだが、バイアスのかかった真実は様々なのだ。
外務省時代に関わった組織人、変人エピソードや、内輪話の集積。
あまり、目新しい話があるわけではない。
一つだけ、鳩山由紀夫についての評価が面白かった。鳩山由紀夫はオペレーションズ・リサーチの専門家であり正統的な学者としての実績もある(佐藤は英語論文を読んで確認したとのこと)ことから、確率論を駆使した意思決定の数理的手法について知悉しているはずである。あの優柔不断かつぶれまくりと見える普天間問題での振る舞いについても、最適なタイミングをはかりつつ、そのつど、所与の条件での最善の決定を行っていたものではないか、という見立ては、斬新だ。
やはり佐藤優は面白い。ひきこまれる文章。いつも言ってるが事実か?知らん。やや下品なのは残念だが、時評はさすがの質だし、あまり今まで読んでなかったのでかぶりがなく良かった。
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