671円(税込)
昭和九年冬、スランプの末、突如行方をくらました超売れっ子作家・江戸川乱歩。時に四十歳。謎の空白の時を追いながら、乱歩の奇想天外な新しき怪奇を照らす。知的遊戯をまじえ、謎の日々を推理。乱歩以上に乱歩らしく濃密で怪しい作中作を織り込み、昭和初期の時代の匂いをリアルに描いた第7回山本周五郎賞受賞作。
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江戸川乱歩のスランプ期に、作者の空想を重ねた幻想?小説。
当節の乱歩の饒舌体を通し、作者の芸術や文士への知見が散りばめられかなり楽しく読める。
作品内で並行で描かれる乱歩の架空作品『梔子姫』も耽美的で非常に素晴らしい。
前述の文体で読みづらさは否めないが、この作品を作り出した作者の創作力とセンスに驚く。
久世光彦が描く幻想小説って感じかな。
乱歩ってだけじゃなくて、久世氏の好きなものがたくさん散りばめられてる気がする…。急に楽譜挟まっちゃうのとか、久世光彦すなあ…。
くるたんさんのレビューを見て読み始めました
もともと、江戸川乱歩が好きなので、このタイトルですぐに読みたくなりました。
外国人ばかりが逗留する張ホテルや怪しい娼館など
いかにも江戸川乱歩らしい世界観、昭和の初めの
空気感とか、大好きな感じでした…
その中で江戸川乱歩が作品づくりに苦悩する様や
妄想する様、ちょっとのことに怯える小心なところもすごく人間味があってより江戸川乱歩がすきになりました。
あらためて、江戸川乱歩の作品が読みたくなりました。
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