825円(税込)
サマーサイド高校校長として赴任したアンを迎えたのは、敵意に満ちた町の有力者一族、人間嫌いの副校長、意地悪な生徒たちだった。持ち前のユーモアと忍耐で彼らの信頼と愛情をかち得たアンが、忠実なレベッカ・デューや猫のダスティ・ミラーとともに、2人の未亡人たちの家〈柳風荘(ウィンディ・ウィローズ)〉で過した3年間を、レドモンド医科大で学ぶ婚約者ギルバートに宛てた愛の手紙で綴る。
変わり者が次々登場してきますが、そんな人が多い時代だったのか、単に設定なのか、そして最初の手紙が本当に手紙だとすると、便箋何枚になるだろうかと、気になってしょうがないです。
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再読だからと、隙間時間にチビチビ読んでいたら、トータルすごい長い時間をかけて読み終わることになってしまいました。
こういう読み方はレビューを書くにはよくないですね、初めの方の記憶が曖昧で・・・(汗)
サマーサイド高校の校長として赴任したアンの3年間の日々が描かれるのがアンシリーズ5の本書。アンがサマーサイドでのあれこれを、レドモンドで研究を続けているギルバート宛に手紙で綴るといった形式が本書の多くを占めています。このような特徴で思い出すのはジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」ですが、それとも少し違う形式でした。
本書でのアンの家は2人の未亡人と家事全般を取り仕切るレベッカ・デュー、そして猫のダスティ・ミラーが住む柳風荘。ウィンディ・ウィローズと読むようで、レドモンドでのパティの家に続き、またまた素敵なお屋敷が目に浮かぶようでした。
この町の有力者であるプリングル一家のアンへの嫌がらせ(新人校長へのいじめですね)はすごい。自分に置き換えると耐えられずに逃げ出すこと確実ですが、「あぁ、あのアンもこんなことに耐えてるんだ、私もがんばろう。」と勇気をもらえました。アンはそのような状況でも、アンたる芯は失わず、アヴォンリーを心から愛し、美しいものを愛で、ギルバートへはアンらしい手紙をつづり、大家とその家政婦の三人からは好かれ、有意義な日々を送っていきます。
ギブソン夫人など、一癖も二癖もある人とうまくやり取りしていくのはさすがといったところで、結果的には、持ち前のユーモアと忍耐でプリングル一家からの信頼を勝ち得ます。
プリングル一家の他にもアンを悩ませたのが、同僚のキャサリン。固い殻に閉じこもり、卑屈な性格でアンを言葉や態度で攻撃さえしますが、それでもキャサリンを放っておけないアンは、休暇をグリーンゲイブルズで一緒に過ごそうと招待します。そこからのキャサリンの変わりようはすごかったですが、これもアンの魅力的な人柄が他人に良い影響を与えたという好例でしょう。
最後に、小さなエリザベスに「明日」が訪れて良かった。アンはこの小さなエリザベスを放って、サマーサイドを去ることなど、絶対にできなかったでしょう。
本書を通じて、アンの良き理解者であり、良いキャラクターであったレベッカ・デューの、アンとの別れを心の底から悲しんでいる様子が、とても感動的な終わり方でした。
話が無駄に長いおばさんが何人も出てきて、それは自分の周りにもいるタイプなんだけど「要点だけ話してくれや!」と、思いながら読んだ。
長々と話す人が苦手なんだけど、小説内でもそうみたい。
終わりに向けて急ぎ足に無理やりまとめた感があるけど、まあアン・ブックスも5冊目だから慣れている。ギブソン夫人などなど、イラつくババアはいらんな。イライラするために本を読んでるわけじゃない。変人しかいなくなってしまったな。やっぱりダイアナと共に過ごした子供時代のアンがいいな。
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