侘しさ、人恋しさ、明日をも知れぬ不安感。大阪の片隅で暮らす、若く貧しい“俺”と“私”(「ビニール傘」)。誰にでも脳のなかに小さな部屋があって、なにかつらいことがあるとそこに閉じこもるーー。巨大な喪失を抱えた男の痛切な心象風景(「背中の月」)。絶望と向き合い、それでも生きようとする人に静かに寄り添う、二つの物語。
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貧しさと若さと共存と孤独と。
雨空の、ねずみいろの、大阪の寂れた風景。
そんな世界をイメージしながら。
感覚で大阪を味わった気分だ。
ストーリーはともかく、
余韻は残るな。
使い捨てること代替えすることが可能なビニール傘。みたいに街に散らばっているわたしたちとあなたたちの物語。と思ったしおもしろかったのだが、それ以上を突き抜ける何かを感じとることは僕にはできなかった。
社会学者が書いた小説っていうのが気になった。
自分の気分の浮き沈みが激しい時に読んだ。
ずっと悲しさ切なさが付き纏ってる。
小さなものが積もり積もってふとしたきっかけで一瞬で終わりになるのがリアルに描かれてた。
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