坂上忍、49歳。芸歴46年。正論を吐けば嫌われる。スジを通せば疎まれる。それでも言いたいことがあるーー。「礼儀のないガキは仕事場にいらない」「子供には価値観を押し付ける」「信用は結果論にすぎない」「苦手な奴ともめておく」「無責任な擁護は優しさじゃない」「いい顔の線引きをする」「涙の我慢も給料のうち」「老いを隠すと自分の首を絞める」……厳しき世界で培われた仕事の流儀、人生の道理とは。
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タレントである坂上忍さんの本である。
タイトルの通り
著者が芸能生活の中でどんなスジを通してきたか、
またどんな先輩にスジを通されたか
などを自身の体験を交えながら
面白おかしく、
しかしとても一本筋の通った
真っ直ぐな文面で
読書に伝えてくれている。
老害がなんか言ってるようにも
解釈できてしまうが、
芸能界を長年生き抜いてきた男の
タイトル通りの
スジ論!
を存分に披露してくれてるように感じる。
これが一人の男の生き様だ!
という感じ。
ただ一つ、皆さんとは違った形で私は本作を読んでいる。
実は私はその昔、
坂上忍さんの近くにいた時期があるのだ。
その時の彼の行動が
まさに本作通りなのである。
行動を先に見て、
思考を本を通じて聞かせてもらった感じ。
そういう意味では私にとっては
本作品は星五つの何度も読み直したい本である。
当時の著者の行動と思考が思い出され
そのスジの通った立ち振る舞いを
自分も見習いたくなるのである。
いつか私もスジを通して本書の感想を
本人に伝えてみたいものである。
まあ、おっさんの価値観がわかる本。
そういう意味では勉強になる。
ただ、前半だけで後半はほぼ雑談で意味がない。
坂上忍が自身の芸能生活を振り返って書いた自伝。
筋を通すことが大事だと言いつつ、我田引水な部分があることは否めないが、それでも一度芸能界で沈んでから浮上しただけにその言説は説得力があった。
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