880円(税込)
金融を緩和しても財政を拡大してもデフレは一向に止まらない。それは先進国に共通した悩みである。しかし悲観することはない。経済が「実需」から遊離し、「遊び」でしか伸ばせなくなった時代、もっとも可能性に満ちている国は日本なのだから。ゲーム、観光、ギャンブル、「第二の人生」マーケットと、成長のタネは無限にある。競馬と麻雀を愛するエコノミストが独自の「遊民経済学」で読み解いた日本経済の姿。
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国の経済成長をGDP(国内総生産)のみで評価する考え方に異を唱え、「おカネで測れないもの」、つまり趣味・娯楽・スポーツなど、人々に喜びを与える「エンターテインメント」が今後の経済発展の主役になるという「遊民経済学」を展開、その時代の先頭を走るのは日本において他は無いと熱く語るのは、日商岩井(現・双日)で主任エコノミストを務めた吉崎氏。 「天才軍師」と呼ばれた戦国武将・黒田官兵衛に心酔し、自身のブログでも「かんべえ」のハンドルネームを名乗っているほどの大ファンで、クールな分析と戦略には定評がある一方で、競馬と麻雀を愛するエコノミストというアンバランス感覚が笑えるが、斬新な切り口で日本経済の繁栄を予見している。
タイトルと内容が乖離。ほとんどは著者の普段感じていることをエッセイ的に語っている。読みやすいのは評価できるが、その内容は今一つ。新鮮な情報、考え方が感じられなかった。
日本経済はこの20年停滞しているとよく言われるが、『一人あたりGDPが3万ドルを超えると評価軸としてどうなの?』というのは、同意できる。20年前と比べて生活が向上してないなんて事は全く無いわけで。
そして、求める豊かさの方向性が分散し、必ずしもGDPだけで評価できなくなってきた先にある物の一つが『遊び』なのでは無いか?そして、『遊び』に関しては日本はむしろ先進国(あるいは、生かし切れてないものも含めて高ポテンシャルでは無いか?)というのが著者の主張であり、おおむね同意できる。
なにより、資産を抱えている高齢者に、気持ちよくお金を国内で使って貰わないと経済が死にかねないのでこれからこの分野は重要であろう。
あと、よくあるIR法案への批判の過ちを指摘している。
個人的には普段チェックしているサイトで読み慣れている文体と言うこともあって、とても読みやすい。
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