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アクシデント・レポート [電子書籍版]
樋口毅宏

2,728(税込)

商品情報

  • 著者:   樋口毅宏
  • 発売日:   2018年05月04日
  • 出版社:   新潮社
  • 商品番号:   4340008036921
  • 言語:   日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

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商品説明

内容紹介

御巣鷹山の悲劇は空前絶後ではなかった。しかも今度は一機だけでなく、ブラックボックスが見つからず真相は闇に覆われる。事故関係者と遺族、生存者の証言から浮かび上がる人間模様、政府と企業の体たらく、文化芸能、沖縄・原発の問題、そして隠されたこと。刊行自体が「アクシデント」な劇薬小説。


商品レビュー(6件)

総合評価
 4.20

楽天Koboのレビュー

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ブクログのレビュー(6件)

  • 評価3.003.00
    投稿日:2018年12月20日

    航空機衝突という未曾有の出来事の関係者への取材をまとめたかたち。事故なのか事件なのか?関係者のそれぞれの証言が繋がってたり反対のことだったり。証言自体が物語として面白かった。でも最後まで読んでもやもや残った、分厚いからさ…

  • 評価4.004.00
    投稿日:2018年11月03日

    1995年7月26日に起きた大洋航空の事故。どの立場の人が証言するかで、物事の印象は変わるし、メデイアや国に隠された事実なんて山のようにあるんだろうなーと。
    この本のボリューム相当だけど、読みがいがあった。

  • 評価5.005.00
    投稿日:2018年10月01日

     台風24号で、今回5度目になる仙台名古屋往復フェリー8800円の格安旅のはずが、帰りの名古屋発フェリーが欠航になったため、東海道と東北新幹線に乗って帰らなければならなくなり、行きが4400円なのに帰りは25000円もかかってしまった。
     私は旅に出る度、かなりの確率でアクシデントに出逢うのだが、今回ほどのアクシデントは久々だなあ、と思っていたらもっと凄い事があったのを思い出した。
     そんなわけで、この本を読んだわけでもないのに、私の昔の飛行機アクシデントを単に書いてみる(笑)。

     今回の旅のアクシデントで思い出した。
     私が生まれて初めて飛行機に乗ったのは新婚旅行。「ウイーン、フィレンツェ、ベニス、パリをめぐる10日間グルメツアー」というものだった。当時ヨーロッパへの直行便はなく、アンカレッジ経由で行くため、やたら乗っている時間が長い。それはまだ良いのだが、アンカレッジで給油し離陸した数時間後、機内アナウンスが英語で流れた。
     完全には聞き取れなかったが「this plane has minor damage」という言葉が私の耳に入って来た。「マイナーダメージ??」私が考える間もなく、通路を歩いていたCA(当時はスチュワーデスさんですが)の顔色が青ざめたように見えた。
    乗客の殆どが外国人、私たちのようなツアー客少数が日本人だったと思うが、外国人がざわつき始めた。その後、日本語のアナウンスで詳細な説明がなされた。
    「アンカレッジ空港から報告があり、飛行機のタイヤの残骸が発見され、この飛行機のタイヤがパンクした模様です。でも安全には問題ありません」とのことだった。
    「安全には問題ない」と言いながらも、CAの女性たちはとても怖い、或いは沈んだ形相になっていた。私たちツアー客は添乗員に確認したが、添乗員も不安気に説明するばかりである。
    「Oh my god!!」という叫び声がどこからか聞こえて来た。
     それから数時間、私は生きた心地がしなかった。生まれて初めて乗った飛行機で事故に遭い死んでしまうのか。なんて運が悪いのだろうと覚悟した。
     コペンハーゲン空港に着陸する直前になると、CAが乗客全員に非常時着陸の態勢を取るように指示しながら通路を回る。彼女たちの顔もどこか寂しげである。
     前かがみになり膝に手を回していた私にCAが寄って来て「眼鏡を外してください」と英語で言った。ああ、やはりそんなに危険な着陸なのだとあらためて思った。
     飛行機が降下体制に入る。僅か数分の時間が異常に長く感じられた。車輪が空港の滑走路に触れた時、衝撃と振動が伝わって来た。心臓に悪い耳障りな音を立てながら、飛行機は滑走路を走る。でも、そのスピードが少しずつ弱まり、何事もなかったように飛行機は止まった。停止が完全に確認されると、乗客から一斉に大きな拍手が起こった。
     何とか無事に着陸できたらしい。私は体を起こし、窓のカーテンを開け外を見た。その光景を見た時の驚きは今でも忘れない。
     窓の外には、何十台もの黄色い救急車が待機していたのである。つまり、一つ間違えば大惨事になっていたほどの事件だったのだ。
     幸い、そのスカンジナビア航空のパイロットが熟練で腕が良かったので助かったらしい。飛行機を降りるとき、CAや乗組員に乗客みんなが「Thank you」と言い、あちらも満面の笑みで返してくれたのは言うまでもない。
     今から33年前、昭和60年3月17日のことである。
     何故この時のことを思い出したかというと、話はこれで終わりではないからだ。
     3月というのはヨーロッパではストライキが盛んな時期で、帰りはシャルルドゴール空港から成田への便のはずだったのに、航空会社の乗務員たちもストに参加したため、その飛行機が欠航となり、韓国の金浦空港経由、京都行の飛行機に振り替えられたのである。
     お陰で京都に一泊する羽目になった。私は緊急の仕事などなかったので、タダで京都の高級ホテル一泊追加になったと喜んでいたが、急ぎの仕事がある人もいて、かなり困っていた。
     会社の同僚や上司にはヨーロッパに新婚旅行に行くと伝えていたのに、お土産として韓国の「キムチ」と京都名物「おたべ」をあげたので「本当にヨーロッパに行って来たのか?」と疑われましたが(笑)。

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