髪かざり（新潮文庫）　（新潮文庫）　[電子書籍版]
山本周五郎

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商品情報

著者：山本周五郎
レーベル：新潮文庫
発売日： 2012年07月01日
出版社：新潮社
商品番号： 4340009604441
言語：日本語
対応端末：電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

商品説明

内容紹介

太平洋戦争中から終戦直後にかけて、著者は〈日本婦道記〉と題した短編を発表し続けた。初期の代表作となったこのシリーズには、未曾有の非常時にあって、古来、戦場の男たちを陰で支え続けてきた日本の妻や母たちの、夫も気づかないところに表われる美質を掘起こしたいとの願いが込められていた。本書には、「忍緒」や「二粒の飴」など、文庫未収録の本シリーズ作品のすべて、１７編を収録。

商品レビュー（6件）

総合評価: 3.33

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ブクログのレビュー（6件）

評価3.00
投稿日：2015年02月28日
人間は信じ合わななければならない、「人を信ずる」それがあらゆることの初めである

日本婦道記シリーズ

女性は昔から賢くて強い
評価3.00
投稿日：2014年05月02日
初期代表作の「日本婦道記」の属する作品を集めた一冊。

300ページ弱で17編と、短いのがたくさん入ってます。

このシリーズが多く書かれたのは、太平洋戦争中なんですよね。
武士道や婦道としてのあるべき姿に殉じるというのは捉えようによっては滅私奉公的な捉え方もできなくはないと思うけど、周五郎作品の人間像は「内省」とか「克己」だとかだと思う。
どうしようもない社会の何がしか、というのはいつの時代だってあるものだと思いますが、そうしたものにどうやって打ち克って生きていくのか。
周五郎から日本人へのメッセージがつまったシリーズ。

どれも面白いけど、戦国の城ものは特にいい。置かれてる状況や求められる判断がいちいち究極的なので、いろいろ想像しながら読むと相当に楽しい。
評価2.00
投稿日：2013年03月24日
17の短編。戦時の国家総動員で規制厳しい中、書かれたという前提がある。主題は、時代を戦国期、幕末と異ならしめているとはいえ、戦時の妻または女性の取るべき態度、行動に言及したもの。窮屈な感はやむをえないか。13.3.24