「返還」前夜の香港。和志は恋人の死の謎を追い、交換留学生として再びその地を訪れる。幽霊屋敷に間借りする活動家、ベトナムのボートピープル、「共産党員」と噂される大物建築家。次第に浮かび上がる香港の実相。やがて、和志は民主化運動の渦に呑まれてゆく。生と、自由の喜びを高らかに謳う、圧巻の社会派エンタメ。
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香港の政治的背景を熟知していれば、もっと楽しめたのにと、自分の無知を恥じました。日本は金銭的に恵まれていますが、大事なのは心だなと改めて気付かされました。瀬戸が創る新しい街を見てみたいと思います。
コルビジェの都市計画が鍵を握ってて、めっちゃ面白かった。(プロットがシャレオツ!)
アジアの混沌。いろんな国から来た香港人のそれぞれの視点が見えて興味深く、香港の街並みも独特の魅力があった。(時折り画像検索しながら読んで楽しかった。旅行気分。)
登場人物も皆魅力的。(特にベトナム人のトゥーイや、大学の同級生の女子たちがよかった)
でも主人公が軟弱すぎて、ちょっと辟易した。でもそれが現代人っぽくて良かったのかな。最後のペナンの計画は、ん??と思ったが、その辺も主人公の軟弱さを現してる気がする。
一度は読むのを諦めたんです…。あまりにも難しくて、私の頭ではついていけない気がして…よくわからない地名と、全く把握していなかった香港情勢…そして登場人物の名前も読みにくくってお手上げかな…とぉ…でも、岩井圭也さんの作品ですよぉ!と、いうことで、無理やり読んだら…読み切れました!
中国返還前の香港…10代の頃に4年間を香港で過ごし帰国直前に恋人の不審な死に直面した和志。その死の真相を知りたいと、建築を学ぶ交換留学生として再び香港の地を踏むことになった…。そこで出会うことになった人たちが、結果的に和志を成長させていくことになる…。
この作品、エンディングに向かうにつれて読む手が止まらなくなりました。さすが岩井圭也さんの作品っ!!ただ、ちゃんと理解できて読めたかは自分でも怪しい…ということで、高評価とはしませんでしたが、読み応えのある作品でした。
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