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大東亜会議の真実 アジアの解放と独立を目指して (PHP新書) [電子書籍版]
深田祐介

750(税込)

商品情報

  • 著者:   深田祐介
  • レーベル:   PHP新書
  • 発売日:   2014年04月18日
  • 出版社:   PHP研究所
  • 商品番号:   4430000000528
  • 言語:   日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

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商品説明

内容紹介

昭和18年11月、戦時下の東京にタイ、ビルマ、インド、フィリピン、中国、満州国の六首脳が集まり、大東亜会議が開催された。史上初めて一同に会したアジア諸国の代表が「白人支配からの解放」を高らかに謳いあげた時、日本の戦争は、欧米帝国主義を模倣して権益を追求する侵略戦争から、アジア民族解放の大義ある戦争へと大きく性質を変えたのであったーー。本書は、戦況が思わしくない時期に突然開催された大東亜会議の真相について、当事者の証言をもとに丹念に検証した画期的労作である。戦後の呪縛ともいうべき“東京裁判史観”の虚偽を正し、日本にとって、アジア諸国にとっての戦争の意義を明らかにする。大東亜会議は「アジアの傀儡を集めた茶番劇」ではけっしてなかったのだ。本書は91年文藝春秋刊『黎明の世紀』に大幅な加筆と修正を加えたもの。文芸評論家である福田和也氏との特別対談も収録。


商品レビュー(6件)

総合評価
 4.80

楽天Koboのレビュー(1件)

  • (無題)
    リンゴさん1016
    評価 4.00 4.00
    投稿日:2023年06月06日

    著者の動画を見て、面白そうと思い購入。なかなか時間が取れないので少しずつ読んでます。

    0人が参考になったと回答

ブクログのレビュー(5件)

  • 投稿日:2025年01月20日

    おすすめ。
    #教養 #興味深い #読みやすい #歴史 #戦争

    書評 https://naniwoyomu.com/626/

  • 評価5.005.00
    投稿日:2024年09月29日

    本書「大東亜会議の真実 アジアの解放と独立を目指して」は1991年に書かれた『黎明の世紀: 大東亜会議とその主役たち』を大幅加筆し新書版として出版された書籍である。筆者の深田 祐介氏のあとがきから、出版当初は侵略戦争の正当化であるといった評価もあったことがわかる。今では太平洋戦争も戦後80年に迫り、様々な研究や書籍から、単なる日本のアジア侵略戦争という側面だけでなく(勿論そうした側面はあっただろうが)、アジアの植民地主義を進める欧米諸国の思惑などが複雑に絡み合い、そこに至る開戦の背景などから、やむにやまれぬ事情なども窺え、様々な理解のされ方がなされるようになった。
    『思惑』という言葉は「意図」という意味が含まれるが、これは、何かをしようと考えている事柄を表している。本書は太平洋戦争中に開催された大東亜会議(1943年11月5日開催)の参加者の、この思惑を中心に描かれていく。同会議は開催翌日の11月6日に発表された大東亜共同宣言にあるように、アジア各国の欧米支配からの独立•自立や繁栄、経済的な結びつきの強化などを目的に実施されたものだ。
    参加者は提唱国である日本の東條英機、インドの独立の志士スバス•チャンドラ•ボース、ビルマ(現ミャンマー)のバー•モウ首相、フィリピンのホセ•パシアノ•ラウエル大統領、タイの王族ワンワイタヤコーン殿下、中華民国における日本の傀儡政権といわれた汪兆銘院長、そしてこちらも日本が中国大陸に作った満州国総理の張景恵と、当時のアジア各地の七カ国の代表という錚々たるメンバーだ。日本は太平洋戦争開戦時には、アメリカにハルノート(日本がのめない条件を並べた、実質的なアメリカからの宣戦布告文書)を突きつけられ、自存自衛の戦いという表向きの理由があったが、その思惑としては日中戦争、満州国設立の流れを見てもわかるように、近代化と人口増加が引き起こしたアジアの侵略による資源獲得があった。開戦から2年経過後の本会議においては、外相の重光葵が提唱する、アジア共同体としての自立を目指した会議という、単なる自存自衛ではない戦争目的が大きく前面に出てくる。既に日本の戦争の雲行きは怪しくなっていたから、先見性のある政治家であればこそ、戦後に著しく立場が悪くなる日本の未来を案じて、味方を作っておきたいという思惑があったのかもしれない。
    日本だけではない、各国の代表が置かれた状況や立場によって、自国の独立のために日本を利用してやろうといった思惑が存在していた事は間違いない。日本軍の敗走ルートが餓死者や戦病死者で溢れた白骨街道で有名なインパール作戦は、東條英機とチャンドラ•ボースの間のインド独立の約束を元に実行されているし、ビルマの独立や、会議には参加してないが日本が軍事支配していたインドネシアの独立を加速させたのは間違いない。欧米に対する独立心は持ちながらも燻っていた各国の独立戦争契機は正にこの会議が火蓋を切らる形になったと言える。
    戦後確かにこのような論調の書籍が出るたびに、日本が自国の戦争を正当化している、といった意見が噴出するわけだが、参加者の背景や人物像を描く本書を読めば、だいぶ大きな流れを掴みやすくなり、そうした考え方は多少なりとも是正できるだろう。また、日本国内には元々その様な大アジア主義的なものは戦前から存在しており、それらを提唱する石原莞爾などにも本書では後半触れられているので、また別の書籍へと手が伸びるきっかけになる。参加各国、参加メンバーの様々な思惑を本書で垣間見ながら、自分なりの考え方を作っていくのは大切だ。決して開戦に踏み切った事が正しかったとはいわないまでも、戦後にそうしたアジアの独立や日本自身の戦後の成長の結果を見ていくと、人間が持っている「不屈の精神」の力強さを感ぜずにはいられない。
    日本敗戦後の戦争裁判に於いて、東條英機は絞首刑となる。だが他の参加メンバーやアジアの独立を達成した各国の指導者たちが、日本の立場を支援する声明を出したりした件からは感動も得られる。
    日本の学校教育は長きに渡り、アメリカのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムをベースにしたため、私の様な昭和世代の心には罪悪感が強烈に植え込まれてきた。何はともあれ日本が一方的に悪かった、という考え方から抜け出し、自分なりの正しさを掴むためには、こうした書籍は有用である。一つの視点、一つの方向からモノを考えるのではなく、複数の客観的事実(出来事)から物事を統合的に見ていくことの大切さを、改めて教えてくれるような書籍だ。

  • 評価5.005.00
    投稿日:2022年05月30日

    大東亜会議とは、敗戦色が濃くなった1943年11月に開催された日本への協力国である、ビルマ、満州、中華民国、タイ、フィリピン、自由インドの首脳を集めた国際会議である。
    大東亜共栄圏とは、その提唱を唱えた東条英機からみると、アジアの満州化であった。だが、日本以外の当時国から見ると、旧宗主国である、英米仏蘭の勢力を駆逐し、独立を成し遂げるためになった一つのきっかけである。
    大東亜共栄圏の確立とは、松岡洋右が日本の戦争を正当化し、方向づけるためのスローガンであり、西欧の植民勢力をアジアから駆逐、アジアを解放するというものであった。

    ・日本を大東亜戦争に追いやった原因は、ハルノートであり、ABCD包囲網であった。
    ・首相・陸軍の登場に対して、外相であった重光葵が「日本の戦争目的は東亜の解放、アジアの復興であって、東亜民族が植民地的地位を脱して各国平等の地位に立つことが、世界平和の基礎であり、その実現が即ち、戦争目的であり、この目的を達することをもって日本は完全に満足する」という主張を行っている。
    ・石原莞爾が唱えた、満州の五族協和とは、満州にアメリカのような合衆国を作りたかったから。
    ・大東亜共栄圏の確立なしには、戦後アジアの復興はなく、親日の素地はうまれなかった。
    ・日露戦争の直前南下してきたロシア軍が、旧満州地区で虐殺を繰り返し、満州人は日本軍を歓迎しロシアの後方部隊を襲撃してくれた。
    ・いまでも、旧満州国の中国人は、親日度が高いといわれる。それは台湾と同様、日本のインフラによる恩恵によるものである。
    ・フィリピンでは、日本軍は、占領政策に失敗し、不作法の限りを尽くしたと伝えられる。それが、米国時代の統治を思い起こし、反攻につながった。
    ・インパール戦は日印連合軍による、イギリス軍への戦闘であった。当時陸軍は、東南アジアに軍勢力をとどめておきたかったにもかかわらず、大東亜共栄圏という理想を掲げた外務省により、同盟国へ兵を進めることとなった。
    ・大東亜会議に、首脳を派遣した国は、その独立を勝ちえることができ、その意味でも、アジアへの貢献という意義を見出すことができる。

    目次は以下です。

    第1章 昭和18年11月、大東亜会議開催さる
    第2章 東条英機首相の代表演説
    第3章 英国、オランダのアジア統治
    第4章 裏切られ続けた一中国人の悲劇
    第5章 全アジアの満州国化
    第6章 策士の内なる理想主義
    第7章 大東亜行動宣言
    第8章 ジョヨボヨ伝説と日本軍
    第9章 チャンドラ・ボースの進軍
    第10章 東条内閣総辞職
    第11章 ラウレル亡命
    第12章 日本降伏
    第13章 民族独立の夢
    第14章 東亜解放のための戦争
    特別対談 大東亜共栄圏は日本の財産だ 福田和也との対話
    あとがき

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