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下城の太鼓が鳴ると、いそいそと家路を急ぐ、人呼んで「たそがれ清兵衛」。領内を二分する抗争をよそに、病弱な妻とひっそり暮らしてはきたものの、お家の一大事とあっては、秘めた剣が黙っちゃいない。表題作のほか、「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」等、その風体性格ゆえに、ふだんは侮られがちな侍たちの意外な活躍を描く、痛快で情味あふれる異色連作全八編。
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歴史小説の定義も藤沢周平のことも何一つ知らない(鶴岡市立藤沢周平記念館は行ってみたい)のですが、それでも楽しめました。映画化されてることも読み終わって初めて知りました笑
最初は現代との場面設定の乖離に悩まされたのですが、慣れると「面白い」と感じるようになりました。
この文庫に収録されている、縄田一男氏の解説が全てだと思うのですが、私なりにもう少しレビューを書いてみます。
他の方もおっしゃる通り、この本は短編集で、それぞれの短編のタイトルが△△〇〇(△△=人物の性格・特徴、〇〇=名前)と書いてあります。ちゃんとその説明も各短編の物語の冒頭にうまく落とし込んでくれているので、主人公を見失わずに済みます。
そして、各短編のラストに主人公の思いの変化だったり情景だったりが描かれているので、「おお〜こういうラストなのね」と、1作1作面白いです。
お気に入りは「だんまり弥助」と「ど忘れ万六」です。その他の短編も各キャラクターがちゃんと立って面白く読めました。
藤沢周平らしいかどうかは他の作品を読んでいないので分かりませんが、最初に読む藤沢周平作品でも問題ない(楽しめる)と思います。
本のラストに「藤沢周平記念館」の宣伝ページが載っていました。山形行った時は寄ってみたいです。
映画化されてたしきっと長編小説なんだろうと思ってたけど、8話の短編集だったのか。
定時ダッシュや無口、パッとしない顔だったり、という8人のクセツヨ主人公だけど、剣がすごいという。
244冊目読了。
藤沢周平の代表作のひとつ。映画化もされている。うだつが上がらない周囲からあだ名をつけられ、陰口を叩かれる武士が実は剣の達人といったある意味ワンパターンな短編集。とはいえいずれも逸品揃い。
映画化された「たそがれ清兵衛」はおそらく表題作と本書収録の「祝い人助八」と別短編集の「竹光始末」が原作だろう。、
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