いつまでも取り扱いを
続けていきたい物
この純粋な毛布は神経質になると作れない物。だから現在の一般には向いてないとも言えます。チクチクするし匂いもある、羊毛をそのまま使っているから、広く売られている毛布みたいに、何もない物ではなくて、それなりに何かしらあるのです。ただ何もしていない分、圧倒的に暖かいのです。毛布の最も大事な機能は備えているのだけれど、細かい点でダメ出しされてしまう物。でも、そんな物もスコープでは広がりを見せていて、これでなければ、というユーザーも年々増えているのは事実です。大手メーカーの毛布担当者さんが言っていました。『こんな毛布、今の神経質な世では絶対に作れないです。即クレームになりますから。でも、こんな毛布が作れるのは羨ましい。暖かいのは当然です。一般的に売られてる毛布は油分を抜いたパサパサの毛みたいなもの。これは純粋な羊毛ですから。』誰からも文句を言われないように、売り易いように。一部から寄せられる細かなクレームが、純粋な物を何もない物へとケミカルな処理で変化させていく。僕はこのエコラの毛布は、あれこれ口をださず、そのまま作り続けて欲しいと強く思っているので、合わない人もいるのはわかってますが、その場合は無理して選ばないでください。そのまま問題なく使いたいという人だけが使っていけば、それでいいのです。少し前までは何十軒もあった毛織物業者も3軒となり、羊飼いも減っているそうです。いつまでも続けられるよう、これをイイと思う人だけで広め、支えていけたらと思います。そして、この物というのはスコープユーザーにとてもマッチしていると僕は思っています。スコープにとって、いつまでも変わらず取り扱いを続けたい冬物の第一位、冬の必需品代表格なのです。
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