嘘　Love Lies（新潮文庫）　（新潮文庫）　[電子書籍版]
村山由佳

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商品情報

著者：村山由佳
レーベル：新潮文庫
発売日： 2021年01月28日
出版社：新潮社
商品番号： 4340008048441
言語：日本語
対応端末：電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

商品説明

内容紹介

秘密と後悔を抱え、必死にもがいた男女の二十年ーー。切なさに悶える、究極の愛の物語。

幼い頃に養父を亡くし、母親の愛人から日常的に暴力を受けていた刀根秀俊に、十四歳のとき初めて気の置けない存在ができた。同じクラスの美月、陽菜乃、亮介だ。四人で過ごすかけがえのない時間は、しかし、ある事件で一変する。それから二十年。秀俊は暴力の連鎖から抜け出せず、彼を思う美月、そして陽菜乃と亮介もまた、秘密と後悔にもがいていた。絶望の果てに辿り着く、究極の愛の物語！

商品レビュー（27件）

総合評価: 4.00

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ブクログのレビュー（27件）

評価4.00
投稿日：2025年02月19日
刀根秀俊
母親の愛人から虐待される日々の中、ヤクザの九十九誠に目をかけられ、裏社会に引き込まれていく。

桐原美月
神社の娘。ある能力を持つ。中二の夏以来、他の三人を見守りつつも密かに秀俊に想いを寄せている。フリーのライター。

中村陽菜乃
神経質な母親の過干渉にあらがえない、奥手な少女。よく傷だらけで現れる秀俊を気にかけていた。

正木亮介
男女共に人望の厚いクラスの委員長。世渡り上手な切れ者だが、「ある事件」で人生が一変する。

佐々木幸三
九十九の舎弟格。

真帆
美月の娘。

刀根真一郎
秀俊の養父。秀俊が小学三年生の時に、働き盛りで死んでしまった。

江利子
秀俊の母。

南条和也
秀俊が赤ん坊だった頃の一時期、江利子とつき合っていた。真一郎が追い出したが、真一郎が死んだとたん、九年ぶりによりが戻った。

久恵
江利子の勤めるスナックのまま。

岡崎
江利子の中学の同級生。

サヤカ
スナックで一番若いホステス。

真由美
江利子と同い年のホステス。

桐原重信
美月の父。

九十九誠
秀俊を昔の後輩な師範を務めている柔道場へ連れていった。九十九興業組長。

木原
柔道の師範。

世志乃
陽菜乃の母。

近藤宏美
九十九の右腕。

原田
組の顧問弁護士。

山田シゲオ
十四歳の近藤を弟のように可愛がって連れ回し、一から売りを手ほどきしてくれたテキ屋。

八田
ラス屋出身の職人。

堀川
元請けの堀川左官。

田辺
若造の現場監督。

川崎誠司
精神科医。
投稿日：2024年11月16日
罪の共有ってなんだか憧れてしまう。究極の愛だし(Nのためにだね)、何があろうとお互いの存在が心から消えることはないから。慈しみとか愛の移ろいやすさとかそういうひとが持つ複雑な感情の機微の描写がしっかりしているところと、自分が歩まず知ることのない未来に対しての描写に胸がきゅっとなるところがすごく好きだった。特に陽菜乃の、秀俊の思い描いてた未来が自分のと少しでも重なってたら嬉しいみたいな文にやられた。読んでる最中ずっと思ってたけど、周りに秀俊みたいな男性いたら私も気になってしまうと思う。異性として。笑
評価3.00
投稿日：2024年09月05日
可なく不可でもない
嘘や秘密は誰にでもあるけど、
嘘を出し過ぎてまとまりが無く
淡々と読み終えた感じ
暴力やヤクザ事を加えた青春ドラマを濃くした感じ