ヒューガルデン醸造所は、ベルギーのブリュッセルより東にあるホワイトビール発祥の地"ヒューガルデン村"にあります。つまり
村の名を冠している、代表的な小麦ビール（白ビール）
なのです。肥沃なヒューガルデンの地では古くから小麦の生産が盛んであり、これを利用したホワイトビール醸造が15世紀から行われていました。修道士がインドから取り寄せたスパイスで造られた新しいビールは、瞬く間に人気を博しました。

しかし、ホワイトビールの隆盛により栄えたヒューガルデン村もピルスナータイプのビールの流行により廃れていきます。
1957年に村の最後の醸造所であったトムシン醸造所も閉鎖、暗い時代が訪れました。

この窮地を救ったのが村の牛乳屋であったピエール・セリスです。彼は自身の小屋で伝統的なレシピに忠実なビールを造り始めました。独特のフレッシュでフルーティーな味わいが若者にうけ、ホワイトビールを求める需要が回復したことで、彼は自身の醸造所を開きました。
これが現在のヒューガルデン醸造所の起源です。

1987年には世界1位のビール売上・シェアを誇るアンハイザー・ブッシュ・インベブ社の傘下となり、今ではメインブランドである
ヒューガルデン ホワイトは世界中で愛飲されています。

Hoegaarden White
ヒューガルデン ホワイト

ビールの概念を変えるフルーティーな白ビール

ホワイトビールは大麦麦芽に小麦を加えて造られますが、ヒューガルデン ホワイトはこれにコリアンダーシードとオレンジピールを加えています。
白く濁った淡いイエローの外観、きめ細かいクリーミーな泡立ち。
オレンジのような柑橘系フレーバーにスパイシーさも感じます。非常にフルーティーなアロマで、まるで白ワインを飲んでいるようなイメージで楽しめます。生きた酵母を加え、瓶内で二次発酵させているため、独特の旨みをもち複雑な味わいです。
爽やかな酸味が心地よく、ライトボディでごくごく飲めるビールです。

ベルギービールといえばヒューガルデンといわれるほど人気ビールの
ヒューガルデン ホワイト。
ラベルにビール仕込みの際に使用していた櫂と司教を意味する杖のマークが描かれる、歴史と伝統をもったホワイトビールです。
世界中で愛されているフルーティーな味わいをお楽しみください！