
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや道頓堀、通天閣・新世界など見どころいっぱいの大阪。加えて、2025年は「大阪・関西万博」も開催されます。
さらに、お好み焼きにたこ焼き、串カツ、ミックスジュースなど、名物グルメも豊富。これらをすべて2泊3日で満喫し尽くすモデルコースを紹介します。
Day 1
▼ 新大阪駅 → 大阪駅・梅田駅 (JRで1駅・約3分、大阪メトロ御堂筋線で3駅・約6分)
▼ 伊丹空港 → 大阪駅・梅田駅 (リムジンバスで約30分)
大阪一のターミナルである梅田エリア(JR大阪駅、地下鉄などが乗り入れる梅田駅)へは新大阪駅や伊丹空港から電車やリムジンバスで1本でアクセスできます。スーツケースなどの荷物は梅田でコインロッカーに預けて、身軽に観光へ繰り出しましょう。
新大阪駅周辺や、このあとに行く天王寺エリアやなんばエリアに宿泊する場合は、梅田は通過して、一度ホテルに荷物を預けに行くとスムーズです。
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▼ 大阪駅・梅田駅 → 梅田スカイビル 徒歩約10分
「梅田スカイビル 空中庭園展望台」で絶景を堪能

梅田で降りたら、駅から徒歩10分ほどなので、大阪を代表する観光スポット「梅田スカイビル 空中庭園展望台」に行ってみましょう!
昨年、大阪駅前に誕生した広大な「うめきた公園」をはじめ、商業施設やホテルなどを擁する「グラングリーン大阪」。その公園の向こうにそびえる超高層ビルが「梅田スカイビル」です。
2つのタワーをつなぐように39~40階と屋上に「空中庭園展望台」が設けられ、大阪の街はもちろん、天気が良ければ、明石海峡大橋や淡路島まで見渡せます。夜にはきらめく都会の夜景も楽しめます。
梅田スカイビル 空中庭園展望台
- 営業時間
- 9:30~22:30(最終入場20:00)
- 入場料
- 大人 2,000円、4歳~小学生 700円、4歳未満 無料
- 住所
- 大阪府大阪市北区大淀中1-1-88
- アクセス
- JR「大阪」駅・各線「梅田駅」駅より徒歩約10分
▼ 梅田駅 → 動物園前駅 (大阪メトロ御堂筋線で6駅・約14分)
または、大阪駅 → 新今宮駅 (JR環状線で8駅・約16分)
【午後】通天閣・新世界エリアで名物の串カツを味わう

高さ約108メートルのなにわのシンボルタワー「通天閣」。そのふもとには、串カツ屋などが軒を連ねる「新世界」が広がります。大阪名物・ミックスジュース発祥の喫茶店「千成屋珈琲」、射的やスマートボールを楽しめるお店などもあり、レトロな雰囲気も魅力です。
通天閣では、タワーからせり出したシースルーの床の展望台や、展望台から滑り台で一気に滑り降りるスリル満点の体験もできます。
通天閣も周辺のお店も夜は早めに閉まるところが多いので、日中に行くのがおすすめです。
通天閣 一般展望台
- 営業時間
- 10:00~20:00(最終入場19:30)
- 入場料
- 大人 1,500円、5~14歳 500円、5歳未満 無料
- 住所
- 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6
- アクセス
- 地下鉄御堂筋線「動物園前」駅より徒歩約6分
JR環状線「新今宮」駅より徒歩約6分
阪堺電車「恵美須町」駅より徒歩約3分
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▼ 新世界 → あべのハルカス 徒歩約15分

新世界から徒歩15分ほどのところには「あべのハルカス」もあります。2023年に東京「麻布台ヒルズ」が完成するまで、日本一の高さを誇った超高層ビルで、58階から最上階の60階には展望台「ハルカス300」が。地上約300メートルから大阪の街はもちろん、天気が良ければ、淡路島や明石海峡大橋、京都まで見渡せます。
あべのハルカス展望台「ハルカス300」
- 営業時間
- 9:00~22:00(最終入場21:30)、無休
- 入場料(当日券)
- 大人 2,000円、中学・高校生 1,200円、小学生 700円、幼児 500円、4歳未満 無料
- 住所
- 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
- アクセス
- 地下鉄・JR「天王寺」駅、近鉄「阿部野橋」駅すぐ
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▼ 天王寺駅 → なんば駅 (大阪メトロ御堂筋線で3駅・約6分)
【夕方~夜】なんばエリアでギラギラ輝く看板と大阪グルメを堪能

グリコの看板で知られる「道頓堀(どうとんぼり)」。周辺には、たこ焼き、お好み焼き、串カツ、うどん、レトロな喫茶店など、大阪グルメが大集合しています。


通りの両側には「かに道楽」の動くカニをはじめ、たこ焼き店「たこ家道頓堀くくる」のタコ、「串かつだるま」の会長をモチーフにした像など、”目立ってなんぼ”な立体看板が目白押し。歩くだけでコテコテの大阪を堪能できます。
また、大阪の台所「黒門市場」、ローカルな個人経営の飲食店が集まる注目のエリア「ウラなんば」も道頓堀の近くにあります。
さらに、吉本興業の劇場「なんばグランド花月」もこのエリアにあり、吉本新喜劇や漫才が毎日開催されています。お笑いの中心地・大阪を体験してみるのもおすすめです。
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おしゃれな大阪を楽しみたいなら、中之島エリアへ

コテコテの大阪もいいけど、おしゃれな大阪を楽しみたいという人は、中之島界隈がおすすめ。なんば駅からは淀屋橋駅まで大阪メトロ御堂筋線で3駅、梅田駅からは1駅のところに位置します。
古くから金融・経済の中心として栄えたこのエリアには、「大阪市中央公会堂」や「大阪府立中之島図書館」といったレトロな建築が多く残っています。

川沿いにはおしゃれなカフェや飲食店が立ち並び、リバービューのテラスで食事を楽しめるところも。
また、このエリアには「大阪中之島美術館」や「大阪市立東洋陶磁美術館」など、美術館や博物館も多数あります。
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子連れ旅行や雨の日は、天保山・ベイエリアもおすすめ

子連れ旅行や雨の日には、「天保山(てんぽうざん)」もおすすめです。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の川を挟んだ対岸にあり、「2025年 大阪・関西万博」の会場まで地下鉄で2駅の場所にあります。

天保山には、世界最大級の水族館「海遊館」、地上112.5メートルからの絶景を楽しめる「天保山大観覧車」、屋内型のレゴ®のアトラクション施設「レゴランド®・ディスカバリー・センター 大阪」、大阪グルメがそろう「なにわ食いしんぼ横丁」などが。
「なにわ食いしんぼ横丁」には、お好み焼きやホルモン、かすうどんから、たこ焼きの元祖「会津屋」、オムライス発祥のお店「北極星」、カレーの老舗「自由軒」といった老舗まで軒を連ねています。
海遊館
- 営業時間
- 平日 10:00~20:00、土日祝 9:30~20:00(最終入館19:00) ※時期により変動あり
- 入場料
- 大人 2,700円~、小・中学生 1,400円~、幼児(3歳以上)700円~
- 住所
- 大阪府大阪市港区海岸通1ー1-10
- アクセス
- 【電車】地下鉄中央線「大阪港」駅より徒歩約5分
【バス】大阪市バス「天保山ハーバービレッジ」停、南海バス「海遊館(天保山)」停すぐ - 公式サイト
- 「海遊館」公式サイト
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【夜】ホテルにチェックイン
どのエリアに泊まるのがいいか困ったら、下記を参考に!
● JR「大阪」駅・各線「梅田」駅周辺
多くの路線が乗り入れる大阪一のターミナル駅で、どこに行くにも便利。新大阪駅、伊丹空港、関西国際空港へも、電車またはリムジンバスで1本でアクセスできます。
梅田には、人気スポットの「梅田スカイビル 空中庭園展望台」や、2024年に開業したばかりの注目スポット「グラングリーン大阪」があるほか、駅周辺にはデパートや飲食店が数多く集まっています。
● JR環状線・大阪メトロ中央線「弁天町(べんてんちょう)」駅周辺
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」まで3駅・約9分(西九条駅で乗り換え)、「2025年 大阪・関西万博」の最寄り駅の夢洲(ゆめしま)駅まで4駅・約13分、「海遊館」の最寄り駅の大阪港駅までわずか2駅。なんばや通天閣・新世界へも電車で10~15分程度でアクセスできます。
●「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」オフィシャルホテル
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のオフィシャルホテルは、パークから徒歩数分、ユニバーサルシティ駅からも徒歩数分と好アクセス。荷物を無料で預けられ、スタジオ・パス(入場券)をホテル内で購入できたり、スタジオ・パス付き宿泊プランがあったり、スムーズにパークを満喫できます。
● 新幹線・JR各線・大阪メトロ御堂筋線「新大阪」駅周辺
新幹線を利用する場合は、新大阪駅周辺なら、新幹線を降りてすぐホテルに行けて便利。ホテルに荷物を預けて、すぐ観光に出かけられるので、コインロッカーを探す必要はありません。最終日もチェックアウト後、荷物を預けて身軽に観光へ。帰りに荷物をピックアップして、すぐ新幹線に乗れます。
そのほか、梅田に次ぐターミナル駅の「なんば」駅周辺や、3番目の規模を誇る「天王寺」駅周辺も、主要観光地への電車でのアクセスがよく、おすすめです。
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Day 2
「2025年 大阪・関西万博」へ

2日目は、2025年4月13日から半年にわたって開催される「2025年 大阪・関西万博」へ。1970年の「大阪万博(EXPO'70)」以来、55年ぶりに大阪に万博がやってきます!
1周約2キロメートル、世界最大級の木造建築「大屋根リング」を中心に、150を超える国と地域、国際機関のパビリオンや国内の民間企業によるパビリオンなどを展開。世界各国の伝統から最新技術、ライフスタイル、グルメも楽しめ、ここだけで世界一周を体験できそうです。

さらに、空飛ぶクルマや未来の都市、未来の暮らしなど、ワクワクするような先進技術を体験できるエリアも。大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を体験できるイベントが毎日目白押しです。
また、日没後には、水と空気のスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」も開催され、大屋根リングの上からは夜景も望め、朝から夜まで1日中楽しめそうです。
- 開催期間
- 2025年4月13日~10月13日
- 営業時間
- 9:00~22:00
- 料金
- [早割1日券(~2025年4月12日まで販売)]満18歳以上 6,700円、満12~17歳 3,700円、満4~11歳 1,700円、3歳以下 無料
- 会場
- 大阪 夢洲(ゆめしま)
- アクセス
- 大阪メトロ中央線「夢洲」駅下車
JR桜島線(ゆめ咲線)「桜島」駅より直通シャトルバス
新大阪駅、大阪駅、なんば駅、天王寺駅、上本町駅、中之島駅、堺・堺東駅、尼崎駅からシャトルバス(予約制)
Day 3
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を満喫!

画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
3日目は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で遊び尽くしましょう! ハリウッド映画をテーマにしたアトラクションや、マリオやドンキーコング、ミニオン、セサミストリート、スヌーピー、ハローキティといった大人気キャラクターの世界に浸れます。
また、秋のハロウィーン、冬のクリスマス、春のイースター、夏の水かけびしょ濡れイベントなど、季節ごとのイベントも充実。さらに、期間限定で開催される『名探偵コナン』や『ONE PIECE』、『鬼滅の刃』といった日本が誇るアニメ作品とのコラボイベントも毎回人気を集めています。
- 営業時間
- 日によって異なる
- 料金
- [1デイ・スタジオ・パス]大人 8,600円~、4~11歳 5,600円~、65歳以上 7,700円~ ※日によって異なる
- 住所
- 大阪府大阪市此花区桜島2-1-33
- アクセス
- JR桜島線(ゆめ咲線)「ユニバーサルシティ」駅より徒歩約5分
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ユニバーサルシティ駅からユニバーサル・スタジオ・ジャパンに続くストリートの両サイドには、パークのグッズが並ぶショップやオフィシャルホテル、お土産のショップ、たこ焼きの名店が集結した「タコヤキパーク」、豚まんでおなじみの「551蓬莱」などがあり、お土産選びに困りません。
▼ ユニバーサルシティ駅 → 新大阪駅 (JRゆめ咲線・環状線で大阪駅へ、大阪駅でJR京都線に乗り換え。約20分)
【夜】帰路につく
東京への最終の新幹線は、21:24新大阪駅発。ユニバーサルシティ駅を20:30頃に出発すればOKです。
新大阪駅構内もグルメやお土産店が充実しているので、新幹線車内で食べる用にテイクアウトしたり、お弁当を買っておくとよいでしょう。ただし、「551蓬莱」の豚まんや「りくろーおじさん」のチーズケーキなどを買うなら、行列に並ぶ時間を考慮して、余裕をもって新大阪駅に到着を!
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