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昨年テレビ放映時にはリアルタイムで見ていたドラマで、見終わった後これほど次週が待ち遠しかったドラマも久しぶりだった。今回改めてブルーレイでまとめて見て、結末まで分かっているにも関わらず、やはり展開にワクワクして一気見の面白さであった。脚本・演出・音楽・人物造形、皆素晴らしい出来栄えだ。
このドラマは元々TBSのプロデューサーであった佐野亜裕美氏が、TBS時代に企画していたものだったのだが、TBSでは製作を拒否され、しかも本人は(このためかどうか不明だが)ドラマ制作とは関係ない部署に異動させられてしまい、結果的にドラマを制作したいという本人の思いが強く、TBSを退社することになる。要するに、この「エルピス」で描かれた左遷人事のようなことを、佐野氏自身も体験している訳だ。そして、転職した先がこのドラマの制作会社であるカンテレである。カンテレはフジテレビ系列ではあるが、準キー局として制約が緩い分、東京キー局のドラマよりは尖っているドラマが多い。でなければ、「エルピス」のようなドラマは出来まい。この転職、制作に至るまでの経緯は、佐野プロデューサーが取材等で盛んに語っており、それがネット等のニュースで大々的に取り上げられ、喧伝された。結果的に、この「エルピス」は放映中からテレビ業界の闇を暴いたドラマと評判を呼び、作品として高く評価され、第60回(2022年度)ギャラクシー賞テレビ部門大賞を得たことで、かっての「ドラマのTBS」の面目は丸つぶれになったと思う。また、TBS時代に「ウロボロス」、「カルテット」、「この世界の片隅に」等をプロデュースした将来性のある有能なプロデューサーをわざわざ手放し、他局に転職されてしまったことは、TBSドラマ部は痛恨事として恥と思わなければならないだろう。
ドラマの内容に話を戻すと9話までは見えない権力に負けっ放しでどうなるのかと思ったが、ラスト10話になって急展開あれよあれよという間に大団円を迎える。何時の間にか松本さんは釈放されて、チェリーさんとカレーライスを食べているし、最終話は最低でも時間延長、出来ればもう1話分増やして、エピローグで描いたことをもう少しじっくり語って欲しかったところ。松本さんは釈放されたが、真犯人は捕まっていない。恐ろしいのは、現実にも「犯人はそこにいる」状況が変わっていないことだ。
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