あたしの本当の人生はこれから始まる。小説家志望のゆめは90歳の憎たらしいばばあと母親と3人暮らし。ままならなさを悪態に変え奮い立つ、19歳のヘヴィな日常。第167回芥川賞候補作。
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家庭内での祖母との対峙を中心に義理の親子という家庭環境が味付けとなり主人公のもどかしい日常が描かれています。登場人物が少ない分、主人公の心情の機微もわかりやすく描かれていますが、ただタイトルの「あくてえ」はただの暴言ではないはずで、著者の表す「あくてえ」の真意が十分伝わってきませんでした。全体する的には難解な表現もなく読みやすかったです。装丁はいただけない。
夫婦が離婚。不倫して再婚した超自分勝手な夫が実母「ばばぁ」の面倒を見るべきなのに、なんで慰謝料ももらえてない妻がその義理母である「ばばぁ」の面倒見なきゃならんのか、ムカムカしながら読んだ。
貧乏くじ引いたとしか思えないその母親を支える娘視点の話。母親は「ばばぁ」に献身的。
納得いかない娘が悪態つきたくなるのはよく分かる。
2024.12.13 読了
あぁ、ゆめちゃんが可哀想で読んでるのがツライ。若くしてこんな辛い思いをしなくてはいけないの?ヤングケアラーだよね?
この環境じゃゆめも死にたいって言ってしまうだろう。でも、全て我慢しているきいちゃんがいつか弾けていなくなってしまうんじゃないかと、それが心配だった。
そして、他人事じゃなく私の親にもいつかこういう事がある。恐ろしい。どうしよう。。終わりのない介護の現実に心底絶望した。介護の支援がもっともっと手厚くならないとだよね…。
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