添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。ーーそして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。
この商品を読むのを楽しみにしていました。ありがとうございます。
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本屋で探すよりゆっくりしつこく選べました。
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雨が降らなかったら、物語はどういう風に変わっていただろう。雨というキーワードに人生を振り回された人々。そして、最後の最後に雨が選択をあたえる物語。
どんでん返しっぽさはあるものの、最後のラジオと雨というキーワード以外には個人的にはあまり面白さを感じなかった一作。ただ、逆にいえばそこだけはとても面白かった。
前半は子供たちが抱く負の感情の連続で重い。
そして降り続く雨が気分をさらに重くさせる。
それも主人公が子供たち…
子供たちが不幸になる話は嫌だなぁ、失敗だったか
もしれないと思いながら読み進めた。
辰也が里江を拒絶した理由は理解できるし、大人で
もそういう感情はなかなか他人とは共有しない。
楓が真実を蓮に話さなかった理由も理解できる。
でも!そのおかげで圭介が変な誤解と想像をしてし
まったし、蓮があんなことを…
でもそういう事をはじめ、他の何気ない、無関係の
ように見えてた小さなピースも一緒に繋がって、大
きな絵になる様は読んでいて楽しかった。
あとがきの橋本さんのような解釈は私には思いもつ
かなかったけど、面白かった。
楓と蓮に関しては、胸を張って生きて幸せになって
欲しいので、ちゃんと向き合って欲しい。
「向日葵の咲かない夏」以来どっぷり道尾秀介さんにハマった時期があったなぁ〜
本書もその時期に一度読了。
本書含む「神シリーズ」が3冊ほど出版されていることを知り、神シリーズ読了の為本書から復習!
そうだった、そうだった!
道尾さん、読んでると必ず迷子になる(笑)
「ん?あれ?」って…頭の中迷う!
これ、これ、この感覚だったよー!と思いながら堪能しました。
決して気持ちの良い内容ではないけれど、読んでいて惑わされる感じはさすが道尾ワールド!
また久しぶりに道尾さん読みたくなった!
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